cat's eye

Buddy Holly in 1956



復活のキャッツアイ


CMでは太目のキャッツアイが活躍してますが、眼鏡フレームでもボチボチ登場再開。


眼鏡女子部ではモデルが全員キャッツアイ型フレームのメガネをかけて登場するというメガネっ娘好き涎ものコレクションがDSQUARED2010S/Sで展開された。ヴラダちゃんのメガネJKコスプレには正直ヒザが崩れそうになった。これこれ↓
http://www.fashionnews.jp/magazine/images/3_321_cover.jpg


キャッツアイのメガネは元々50年代に女性用のフレームデザインとして登場して、60年代にかけて世界的に流行ったたんだけど、男性用フレームのデザインにも少なからぬ影響を与えた。50年代当時の男子メガネの主流ウェリントンタイプでも両サイド上がり目気味のキャッツアイタイプが作られた。50年代のメガネ男子アイコンBuddy Hollyもこのタイプをかけていた。つーか、キャッツアイ気味のウェリントンと言えばバディ・ホリーモデルと言っても通用すると思う。
http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/r/rockinryoll/20071005/20071005124841.jpg


80年代末にもバディ・ホリータイプはちょっとだけ流行った。白山眼鏡店やオプティシアン・ロイドでもキャッツアイフレームを出していた(今でも、少しだけ置いてあったと思う)。菊地武夫さん現役時代のTAKEO KIKUCHI EYEWEARでもリリースしてました。クラシックだけどとってもfadでした。


そんなBuddyの名を冠した眼鏡がDELUXEから今期新発売!
製造はKOKIブランドで有名な福井県鯖江の老舗増永眼鏡。日本人顔向けに大きめレンズサイズ50mmなのもナイス。7:3横わけヘアーにぴったり。
■オンラインでも販売中→ http://www.bridgetokyo.com/deluxe/buddy.html
フレームは太からず細からずで、これならビジネスでも大丈夫!バディもこのメガネにネクタイしめてステージに立っていたからね。
ジャケットを含めて今見るとかっけー↓
http://chainedandperfumed.files.wordpress.com/2009/02/buddy-holly.jpg


もう少し男っぽくいきたいなら、LEWIS LEATHERS×EFFECTORの'AVIAKIT'がお奨め。
http://effector-eyewear.com/aviakit.html
EFFECTORの名作モデル'distortion'の後続機的位置づけ。distortionを持ってる人には2本目としていいんじゃないでしょうか。


で、幻の1本といえば、Jin'sがかつてデザイナーラインで出してたバディ・ホリーモデル。2007頃でしょうか。少数しか生産されなかったのか、結局入手できませんでした。この悔しさをバネに今までバディ・ホリーモデルが復刻されるのを待ってたのさ。

1956

氣志団 in Europe



復活のリーゼント・ヘア


欧州の2010A/Wメンズコレクションで注目のヘアスタイルとなったリーゼント・ヘアー。
ボッテガ・ヴェネタなんて、もう、湘南爆走族(古典)か氣志団(あの人は今)かという状態。
http://db.vogue.co.jp/collection/show.aspx/full-length-photos/id,3883?utm_source=voguecom&utm_medium=ichiranpage&utm_content=brandlist&utm_campaign=10aw-mens


ジル・サンダーもモッコリリーゼントばっかり。ラフ・シモンズもソフトなリーゼントで統一。ディオール・オムは横カリアゲの80年代風リーゼント。
アン・ドゥムルメステールやドルチェ&ガッバーナにも、リーゼント・ヘアが登場してる。
東京じゃ一足早く、2010S/Sコレクションからリーゼントを前面に打ち出したところもある。公式サイトのインデックスページにリーゼントがどーんと。
DELUXE : http://www.deluxe.jp/main/index.html


男子ヘアスタイルは、この10年程、毛先の遊び重視のアレンジヘアが主流だったけど、リーゼントの復活で流れが変るかも。メンズ整髪料メーカーにとってもこの動きは要注目だね。DELUXEじゃ、オリジナルのポマードまで作って売っているぐらい。
リーゼントまで極端じゃないが、古風な前髪立て気味の横わけもコレクションでよく見かけるようになった。ドリス・ヴァン・ノッテンヴィクター&ロルフの、50年代の良家の子息風(リーゼントヘアの下町主人公の敵役で登場するタイプ)で懐かしい。プラダやリック・オウエンスのオールバックも印象的。海外のファッション関係男子のスナップでも、横わけやオールバックの人が増えたなと思う。


今年の新入社員男子は、まだまだ毛先はツンツンだったり、タバ感ありの遊びヘアが多くて、彼らが生まれる前から働いている世代のベテラン社員や役員クラスから、相変わらず大いにウケが悪い。ちょっと毛先を寝かしておくだけで事なきを得る。リーゼントはさすがにアウトだけど、ワックスでぴっちり横わけにしておけばオン・オフ兼用で行けそう。飲み会のときは鳥のから揚げを食べながら春日のモノマネもできるし。

boston in the summer

わずかにキャッツアイなところがまた好



ボストンのサングラス


今年の夏は、ボストン型のセルフレームのサングラスで行きます(どこに?)。


買ったのはCoffee & Milkの2009AWものだけど。セールでどんっと安かったので。
即売すると思ってたのになー。ドリス・ヴァン・ノッテンのサングラスをパクッた日本人向けにモディファイした感じで好いのに。


ついでに90年代初めに買ったSwatchのサングラスも引っ張り出してきた。
チープだけどグラフィカルなところが好かった。形・色のバリエが豊富なのも今っぽい。デフレ時代には相応しいから復刻してくれないかな。


ウェリントンのサングラスに飽きた方は是非!

underground farming

立川の軍需農業?



地下でも農業ブーム


丸の内や秋葉原でも農業やっている時代になりましたが、アンダーグランドでも農業が盛んになっている模様。
地下といっても「ウド」や「長芋」を作ってるわけじゃないけど。


これまで国は、地下農産物の流通段階での取締りを厳しくやってきたわけだけど、今後は地下農家の取締りも強化する方針らしい。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000005ymd.html

地下の農産物は農水省じゃなくて厚労省の管轄なんだねー。


そーいえば子供の頃、うちのおやじが近所で「けし」が自生してるのを見つけて、保健所に通報したって言っていた。
そのときは疑問に思わなかったんだけど、おやじはよくそれが「けし」だってすぐにわかったな。。。おやじは戦前、家族で外地に住んでいたからか?しかも暮らしていたのは今の北朝鮮の中国国境付近の軍港だったらしい。爺さんが日本軍への酒・食品の卸をやる傍ら、港で船員向けの食堂をやっていた。そこには日本人だけでなくロシアや中国の船員も出入りしていたそうだ。そのとき、おやじは何かを見たのかもしれない。

neither confirm nor deny

これはムキムキ



米国核兵器政策と仏陀の方便


広義の密約問題で再び注目の米国の核兵器政策。米国の同盟国に対するポリシーを「NCND」と呼ぶそうだ。
"Neither Confirm Nor Deny"=「肯定もしないし、否定もしない」
米軍の保有する核兵器が今どこにあるかを同盟国には一切教えないし、かといって核配備してないとも言わないという方針。核の存在を肯定も否定もしないことで、同盟国に対して(もちろん敵対的国家・組織に対しても)圧力を加え優位なポジションを確保する戦略なんだそうだ。米国だけが使っている政策ってわけじゃないが。


NCNDという戦略が編み出されたのは古代インドに違いないと思う。
今から2500年前、釈迦は弟子からの質問に対して、肯定も否定もしない事柄があった。「世界は有限か無限か」とか「魂(自我)はあるのかないのか」といった質問については、YesともNoとも答えなかったそうだ。そんな形而上学的なことを考えていても、悟りは得られないし、何のためにも、誰のためにもならない無意味なことだと仏陀は考えていたらしい。この仏陀独特の方便を仏教では「無記」と呼んでいる。


核兵器の在りかについて「無記」の情報戦略をとられたら、ヒトには核兵器がそこ(例えば日本国内に)にあるのかないのかについては「可能性(確率)」しかわからないということだ。もしかしたら米国大統領でも、いまどこにどんだけ核が置かれているかは正確に知らされていないかもしれない。なんか核兵器量子力学的存在と捕らえてるみたい。核だけに量子ってことか。
核兵器の存在にせよ、魂(自我)の存在にせよ、ほんとうにあるのかないのかは「神のみぞ知る」ということなのだろう。つーか、ひとびとに対してNCND=無記という戦略をとることで、自らが「神」のような存在になれるのかも知れない。宗教は「神秘」、神業は「秘儀」って言うじゃない。


そういえば「NCNR」戦略をとるヤフオク出品者にも、ときどきお前は「神」か、というような態度のやつがいるな。そういうやつの「悪い評価」欄のコメント応酬を見ると、結構笑える。人格がネジクレ曲がったヒトってたくさんいるんだなぁ、つくづく。

running dogs & cat's paws

フォトショップで消しただろ?



美容外科医のタレコミ


昨年の「イケメン殺人犯」ことイッチーの逮捕劇によって、新たな警察の手先協力機関が登場することになった。
日本美容医療協会と日本美容外科医師会の合わせて千人を超える美容外科医。
http://www.npa.go.jp/pressrelease/keijikikaku/biyougeka_h220225.pdf
凶悪事件の容疑者が「変な顔、特徴的な顔」だったとき、手配書が全国の美容外科医にわたることになってしまった。


っていうことは、、、
特徴的な顔の人が、急に整形して別人のようになったら、世間様から「あいつ、悪いことやらかしたのでは?」とかんぐられてしまうかもしれない。特徴的な顔で困っている人にとっては、辛い時代になるかも。それでも美容整形したいって人は、一気に大きく変えないようにするしかないな。間をあけながらプチ整形を重ねて、だんだん変身していくようにしないと。


特徴的な顔で犯罪を犯してしまった人はどうするんだろ?「犬神家の一族」の佐清みたいに、顔を焼くか、つぶすかしかないか、、、って、それじゃぁ目立ちすぎるか。一旦焼いて以前の顔が分らなくなってから、別人の健康保険証を使って美容外科で整形してもらうという手もあるな。お、新・犬神家の一族のプロットに使えそうな雰囲気。


墨肌の人が目立つ場所に入れた刺青やTATTOO美容外科で消すときにも、きっと医者は手配書の写真をチェックするようになるんだろうな。
入れる人には、消さなきゃならないような生き方だけは、しないようにしてほしいな。と思った。


こちらの美容外科↓の除去手術写真を見たら、消したくなくなるぞ。でも、これじゃ客来なくなるんじゃない?
http://t-clinic-beauty.blogspot.com/2009/01/blog-post_2097.html

sox, drug & rock'n roll

これも「麻の葉」



「とある農作物の自給率向上」


諸々の農産物の国内生産が減って食糧自給率UPが叫ばれ、居酒屋にも「地場産品応援の店」の緑提灯が灯る今日この頃。そんな流れに反して、国の支援も補助もなしに、いやむしろ国は栽培を減らそうとまでしてるのに、国内自給率が年々向上している農作物があるらしい。
農作物といっても農林水産省の統計には出てこない作物。警察庁が調査している例のはっぱのこと。
http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/yakubutujyuki/yakujyuu/h21_jyousei_yakuzyuu_zantei.pdf
昨年、見せしめにセレブな面々が晒しあげられたのに、相変わらず警察による押収量は増えている。 それだけ国内需要が高い商品作物なんだろう。
さらに最近は海外からの密輸よりも国内で栽培されたものが増えているらしい。 いつのまにか輸入するものじゃなくて、国内生産されるものになったようだ。タバコと逆だな。


葉タバコの国内生産にも相当きびしい風が吹いていて、まさに風前のともしび状態。
すでに80年代後半から外国製タバコの輸入に押されている上に、昨今の規制強化で国内生産量も10年前の3分の2まで減少した。
http://www.jti.co.jp/corporate/enterprise/tobacco/data/cultivation/index.html

その上、ここにきて、飲食店を全面禁煙にせよ!と厚生労働省からの通達。法的拘束力はないものの、飲みながら喫煙したい人には逆風になるわな。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010022602000054.html

このままでは、人前でけむりを吐くことは一切まかりならぬというところまで行きそうな風当たりの強さ。
タバコや喫煙具(ライターや煙管)は日本でも海外でも携帯機器の先駆けとして発達してきたのに、ついにモバイルできない(常に携帯しても吸うところがない)状態に近々なってしまうだろう。
メイド喫茶とかと同じレベルで、タバコ喫茶とかシガーバーとか、喫煙可を売りにした店が、本気で飲食業の新機軸になるかもしれない、きっと固定客がっちり獲得できるから。タバコやライターが持ち歩けるモノでなくなったら、店内で葉タバコを選んで、ブレンドしてもらって、水パイプかなんかで優雅に吸うというような新しいスモーキング・スタイルが現れてもいいかも。ここまでくると、喫茶店ならぬ喫煙店という業態が生まれるかも。さらに発展して「メイド喫煙」とか。。。あ、やっぱり喫煙男子の夜の定番「バニーちゃん喫煙」かな。人肌に温まったライターでタバコに火をつけてくれるサービスがあるやつ。*1


昔はタバコや葉巻を食後に吸うのは、上流階級の一つのスタイルで、お屋敷には必ず食後の喫煙専用室が設けられていた。あの旧岩崎邸でも、立派な喫煙室を見ることができる。*2喫煙室用のスモーキングジャケットまであったぐらい。*3


<今日の祈り>
まちがっても喫煙室がアヘン窟にならないことを祈ります。

*1:エスかイヤークラブに行くと普段タバコ吸わないオヤジも、なぜかタバコを吸うんだよな。んで、ゴホゴホけむりにむせた振りして、胸をチラ見してんじゃねーっての!

*2:その喫煙室だけイスラム風の内装になっていて、天井も刺繍で覆われたかなり気合の入った部屋になっている。それだけ喫煙の時間にが接客上重要だったってこと。

*3:屋敷でリラックスしてタバコを吸うときに着たショールカラーのジャケット。後のタキシード・ジャケットの原型になった。数年前、一瞬流行った。発信源はもちろんディオールbyエディ・スリマン