sox, drug & rock'n roll
「とある農作物の自給率向上」
諸々の農産物の国内生産が減って食糧自給率UPが叫ばれ、居酒屋にも「地場産品応援の店」の緑提灯が灯る今日この頃。そんな流れに反して、国の支援も補助もなしに、いやむしろ国は栽培を減らそうとまでしてるのに、国内自給率が年々向上している農作物があるらしい。
農作物といっても農林水産省の統計には出てこない作物。警察庁が調査している例のはっぱのこと。
http://www.npa.go.jp/sosikihanzai/yakubutujyuki/yakujyuu/h21_jyousei_yakuzyuu_zantei.pdf
昨年、見せしめにセレブな面々が晒しあげられたのに、相変わらず警察による押収量は増えている。 それだけ国内需要が高い商品作物なんだろう。
さらに最近は海外からの密輸よりも国内で栽培されたものが増えているらしい。 いつのまにか輸入するものじゃなくて、国内生産されるものになったようだ。タバコと逆だな。
葉タバコの国内生産にも相当きびしい風が吹いていて、まさに風前のともしび状態。
すでに80年代後半から外国製タバコの輸入に押されている上に、昨今の規制強化で国内生産量も10年前の3分の2まで減少した。
http://www.jti.co.jp/corporate/enterprise/tobacco/data/cultivation/index.html
その上、ここにきて、飲食店を全面禁煙にせよ!と厚生労働省からの通達。法的拘束力はないものの、飲みながら喫煙したい人には逆風になるわな。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010022602000054.html
このままでは、人前でけむりを吐くことは一切まかりならぬというところまで行きそうな風当たりの強さ。
タバコや喫煙具(ライターや煙管)は日本でも海外でも携帯機器の先駆けとして発達してきたのに、ついにモバイルできない(常に携帯しても吸うところがない)状態に近々なってしまうだろう。
メイド喫茶とかと同じレベルで、タバコ喫茶とかシガーバーとか、喫煙可を売りにした店が、本気で飲食業の新機軸になるかもしれない、きっと固定客がっちり獲得できるから。タバコやライターが持ち歩けるモノでなくなったら、店内で葉タバコを選んで、ブレンドしてもらって、水パイプかなんかで優雅に吸うというような新しいスモーキング・スタイルが現れてもいいかも。ここまでくると、喫茶店ならぬ喫煙店という業態が生まれるかも。さらに発展して「メイド喫煙」とか。。。あ、やっぱり喫煙男子の夜の定番「バニーちゃん喫煙」かな。人肌に温まったライターでタバコに火をつけてくれるサービスがあるやつ。*1
昔はタバコや葉巻を食後に吸うのは、上流階級の一つのスタイルで、お屋敷には必ず食後の喫煙専用室が設けられていた。あの旧岩崎邸でも、立派な喫煙室を見ることができる。*2喫煙室用のスモーキングジャケットまであったぐらい。*3
<今日の祈り>
まちがっても喫煙室がアヘン窟にならないことを祈ります。