no twitter, no shoot.

まんべくんバスターズ(C)株式会社エム



雉も鳴かずば撃たれまい。


長万部町も災難だったな。長万部町もまんべくんも悪くない。
まんべくんツイッターを運営していた会社は、独自にまんべくんグッズをamazonで販売していたんだけど、その中には今回の件を予言するような自虐的商品(右写真)もあったりする。その他、まんべくんの中の人の正体を描いたTシャツもまだ売られている。
この会社に対するまんべくんキャラ使用許可を取り消すと町長から発表があったので、じきに販売中止だろう。


某所ではツイッターのことを「バカ発見器」と呼ぶ人も多々とか。
twitterは「さえずり」だが、twitは「バカ者」という意味があるらしい。
ツイッターの開発者は、こうなることを知っていてネーミングしたのでは?と思ってしまう。


現場研修中のツイッターが原因で、新入社員が辞めさせられた件はニュースにまでなったが、それ以前の段階でツイッターで就職を逃す事例も身近で起こっている。
某IT企業の採用担当者に聞いた話では、採用担当者との一次面接直後に「圧迫面接だー」とかつぶやいた学生がいたのだが、すぐに会社側に発覚してしまった。社内から「こんなことつぶやいてるやつがいるけど、誰かわかる?」と採用担当者に問合せがあって、つぶやいた時間と面接の時刻から簡単に特定できたそうだ。もちろん二次面接には呼ばれなかった。(もっとも、いまいちな学生だったので、つぶやかなくても落とすつもりだったらしいが)


フェイスブックに書き込んだ内容で、内定取り消しになった女子学生の話も聞いた。
学生(特に女子)に超人気の大企業から内定をもらった女子学生が、自分のフェイスブックで「●●●社に採用される私ってどうよ」みたいに自慢していたらしい。どや顔まで晒していたかどうかは知らないが、会社側は性格的に問題ありとして、丁重にお断りしたそうだ。
こういう自己顕示欲の過剰なタイプは、会社に入ってから人的トラブルを起したり、メンタル不調に陥ったりする可能性が少なくないということは人事担当者なら経験的に知っていると思う。


どちらも昨年聞いた話で、今年についてはこういう事例は耳にしていない。
実名晒して本音を書くなんてのは、学生時代にしかできないということをみんな学んだのかな。もっとも、まだ内定を出していない大企業もあるみたいだからなんとも言えないが。
企業(の人事部)を甘く見ないほうがいい。まっとうな企業なら人事部(文系の花道)といえどもネットはチェックしている。
もう10年以上前の話だが、うちの会社のことが就活板@2chに書かれているのを私に教えてくれたのは、人事部長だった。
長万部町の場合は、若手しかツイッターを見ておらず(見ることができず)、上の方の人が状況が分らず対応が遅れてしまったようだ。


今年就活中の人、これから就活に入る人も、学生時代に書きなぐったツイッターSNSは、キレイにクリアしておくことを薦めます。
そんなことすると、これまで築いてきた人間関係も消えてしまうと嘆くことなかれ。就職が決まれば新しい人間関係*1がいやになるほどできますから。

*1:同級生で就職後もやたら会いたがるやつは、営業目的だったりすること多し。