1956

氣志団 in Europe



復活のリーゼント・ヘア


欧州の2010A/Wメンズコレクションで注目のヘアスタイルとなったリーゼント・ヘアー。
ボッテガ・ヴェネタなんて、もう、湘南爆走族(古典)か氣志団(あの人は今)かという状態。
http://db.vogue.co.jp/collection/show.aspx/full-length-photos/id,3883?utm_source=voguecom&utm_medium=ichiranpage&utm_content=brandlist&utm_campaign=10aw-mens


ジル・サンダーもモッコリリーゼントばっかり。ラフ・シモンズもソフトなリーゼントで統一。ディオール・オムは横カリアゲの80年代風リーゼント。
アン・ドゥムルメステールやドルチェ&ガッバーナにも、リーゼント・ヘアが登場してる。
東京じゃ一足早く、2010S/Sコレクションからリーゼントを前面に打ち出したところもある。公式サイトのインデックスページにリーゼントがどーんと。
DELUXE : http://www.deluxe.jp/main/index.html


男子ヘアスタイルは、この10年程、毛先の遊び重視のアレンジヘアが主流だったけど、リーゼントの復活で流れが変るかも。メンズ整髪料メーカーにとってもこの動きは要注目だね。DELUXEじゃ、オリジナルのポマードまで作って売っているぐらい。
リーゼントまで極端じゃないが、古風な前髪立て気味の横わけもコレクションでよく見かけるようになった。ドリス・ヴァン・ノッテンヴィクター&ロルフの、50年代の良家の子息風(リーゼントヘアの下町主人公の敵役で登場するタイプ)で懐かしい。プラダやリック・オウエンスのオールバックも印象的。海外のファッション関係男子のスナップでも、横わけやオールバックの人が増えたなと思う。


今年の新入社員男子は、まだまだ毛先はツンツンだったり、タバ感ありの遊びヘアが多くて、彼らが生まれる前から働いている世代のベテラン社員や役員クラスから、相変わらず大いにウケが悪い。ちょっと毛先を寝かしておくだけで事なきを得る。リーゼントはさすがにアウトだけど、ワックスでぴっちり横わけにしておけばオン・オフ兼用で行けそう。飲み会のときは鳥のから揚げを食べながら春日のモノマネもできるし。