tied & chained

平成枯れススキ



小さな秋みつけた。


インフルエンザ強制休暇明けで久しぶりに出社したら、突然「秋」になっていた。


地下鉄の中が、なんとなく寂しい。と思ったら、中吊り広告が地味になっていた。
窓の上の広告は、弁護士事務所やローン会社の「債務整理」ばっかり。
9月は、秋の新製品やら新オープンやら新創刊やらで、まだ押せ押せ感があったのに。
女性ファッション誌11月号の広告だけが「今ほしいのはコレ!」みたいに物欲をあおって浮きまくっている。→空気読めよ…


丸の内のオフィス街は風景こそ変化はないけど、歩いているサラリーマンがみんなネクタイをしめていた。
ネクタイを締めている人なんて、8月は20-30人に一人、9月は10人に一人ぐらいだったのに、今日はネクタイをしていない人が10人に一人と、すっかり逆転。
なんだかんだ言っても、クールビズ期が終わるとちゃんとネクタイを締めるあたりが、会社に縛られているというか、長いものには巻かれておけというか、サラリーマン(丸の内ビジネスマンなんてもんじゃなくて)の現実を見た感じだな。ネクタイをしめてない人も、きっとオフィスに着いたら、カバンからネクタイを取り出して締めるんだろう。


しかし、秋冬もののかっちりしたスーツを着てるのにネクタイがないと、いかにもネクタイだけ外してますって感じがして、間抜けというか、どうしてもだらしがない感じになるなぁ。夏のジャケパン・セットアップなら、「ちょいカジュアルにしてみました」って言い訳ができるんだけど。
秋冬のノーネクタイも、フランネルのブレザーか、ツイードのジャケットでセットアップにあわせてほしいところ。スーツにノータイで、かっこいいってのはかなりなもんだろ。