swept back to 80's

メリークリスマス、教授!



テクノカットのオールバック


会社員として相応しく(*1)、かつ、エッジの効いた今的ヘアスタイルって何?と悩んだ結果、「テクノカットを七三でオールバックにする」という結論に。


前下がりボブを今年1月から伸ばし始めた。その後4月に新入社員研修が始まる前に軽くカットに行って以来、ずっと伸ばしぱなしぱなしで、夏には、すっかりジョン・レノンの隣にたたずむオノ・ヨーコ状態。
原宿でも渋谷でも、肩越えレングスの「謎のロン毛」男子が増えてるので、まー、いいかと。おうちにいるときは、両脇の髪を後ろで束ねとけばいいし。
と思ってそのまんま来たが、らりぴーの一件以来、ロン毛中年に対する雲行きが悪い(*2)。。。追い討ちをかけるがごとく、人事部内からも「会社員に見えない」との評判を得るに至っては、切るしかあるまい。


いっそ、シニカルに坊主にするという反抗心もよぎったけど、それも大人毛ないかと思いなおして、じっくり悩むことにした。


smartとかchokichokiとか、コンビニチェックしてみたけど、なんかどれも5年前から変化してないような、ツンツンなのとか、タバタバなのとか新鮮味がない。ベリーショートのアレンジは、ちょっと新鮮なのもあったかな。でも、スーツにベリーショートというのは90年代っぽいので、どうも気が乗らない。ていうか、そういう格好してました当時。やっぱり今年は、80年代っぽさがほしいなーという気分。


で、次はFNとかVOGUE.comとか、コレクションの男子モデルのヘアスタイルをしげしげ閲覧。主流は60年代っぽいマッシュボブのアレンジかな。unoのFOG BARみたいな感じね。新入社員男子があんな髪型してたらかなりかわいいと思うけど、40代がやると、むしろ石田純一狙いかと勘違いされそう。
そんな中で、TOKYOを含む各都市のメンズコレで共通して新味の髪型といえば、びっちり七三もしくはオールバック。
七三で目立ったのは、ラフ・シモンズ、ジバンシィ、ヴェロニク・ブランキーノ。オールバックなら、ドリス・ヴァン・ノッテンジル・サンダーディースクエアード。みんな、びっしーっときめきめ。(ラフ・シモンズ2009A/W


中でも一番かっこいいっ!と思ったのが、N.Hollywood!モデル全員、つやつやグロッシーな七三もしくは真ん中わけで、ややオールバック気味に後ろにびったりと寝かせてある。全員日本人(orアジア系)モデルってのも、ここんちのコレクションとしては、かなり意外なんだけど、それが逆にクラシックなスーツスタイルにぴったり。(N.Hollywood2009A/W
さらに良く見ると、もみ上げがないっ!いわゆるテクノカット状態。テクノカットで七三オールバックといえば、80年代テクノポップのアイコン「クラフトワーク」。(Kraftwerk/MAN MACHINE1978
そういえば、いまやエコ爺のアイコンとなってしまった坂本龍一教授も、当時はテクノカットでオールバックやってましたっけ。


で、早速、アシンメトリーな長さのテクノカットにしてもらいました。もみ上げは残されてしまったので、自分でカット。なんかなつかしー(*3)。
七三に分けて、スーパーハードなジェルで固めて出社してみました。
んー、社内の反応はいまいち。というか、無反応。ま、あまりに(クラシックな)普通の髪型にしか見えないということか。
唯一、まっとうに反応してくれたのは、人事担当常務(55歳)。
「●●くん、その髪型、YMOのアノひとみたいだねー。」
その通りでございます常務!さすがYMOをリアルタイムで聞いていた世代♪

*1:金融系企業の人事担当役員もOK出しするという意。

*2:らりぴーが結婚した当時の旦那の写真が、ロン毛でいかにもゆるい感じだったので

*3:もみ上げの短さが命なので、伸びてきたらすぐ自分でカットしたものでした@80年代初期。