absolute terror of isolation

いまや心の壁の象徴



ヒトとの間に壁をつくる人


壁をつくってる人って、もともとは、他人との間に壁どころか、一線さえ引いてなかった人なんだと思う。
一線を引くのがヘタというよりも、一線を引くとくことすら知らなかったような無垢な人達。他人はもちろん、家族とすら、ちゃんと関わることがなく育ったのかも。


そういう人達が、他人と関わるようになると、たいへん。
他人との間に線が引かれていないので、他人がどかどか、自分の領域(空間にも心にも)に入ってきてしまう。あるいは、他人が線を引いているのに気が付かず、人の領域に土足で踏み込んでしまって、ガツンとやられてしまう。その結果、自分の領域がぐちゃぐちゃになってしまう。


その混乱を一気に収拾するために、自分のまわりに強固な壁をドカンと築いてしまった。


予想外の心の混乱に陥ったとき、ヒトは過剰な反応をしがち。本当は「線」を引く程度のことで済んでいたのに。
でも、心の中に自他の一線を引くのは、結構難しい。
他人に無関心というのは、壁を作ってるのとあまり変りない。
他人の話に思わず、もらい泣きしたり、いっしょに怒ったり、というのは他人と自分を同化しすぎている。


良好なコミュニケーションは保ちつつ、一線はちゃんと引いている、といのが大人ということ?