someday on the street

あの日、飛出した3人,,,



栗野さんがユナイテッドアローズの常務を辞任。
http://www.shibukei.com/headline/5243/


UA創立の立役者が辞めなきゃならないほど、UA自体が巨大企業になったというか、国際的に通用する上場企業になったというか、、、そういうことなのかなぁ、とシミジミ。


一昨年、創業時からの社員で看板プレスだった酒井さんが、自らプレスを辞めて、店長として接客の場にリターンしたことは、上場企業のプレスの難しさと、いつでも服をさわっていたいという「お洋服屋さん」魂を感じた。


今度は、栗野さんとは!
重松会長が「こだわり路線」の看板だったとしたら、栗野常務は「おしゃれ路線」の「顔」だったのにな。ま、後進でも「面白い」「印象的な」ヒト達が育ってきいるのだが、それは各ラインぐらいの範囲であって、UA全体を表す「顔」ってのがいなくなるってことだ。
ちょうど、先日、ユナイテッドアローズ第一号店にして最初にオフィスがあった「明治通り店」の取り壊しが始まった。土地建物の権利は昨年売却済みだったんだけどさ。創業の地が処分されるってのも、いろいろあったのかもな*1


もっとも、ユナイテッドアローズ全体は巨大化しすぎて、一つのブランドとしてやっていくのはリスクが出始めているのだろう。ブランドを小割りしておくのは昨今の常套手段。


栗野さん、今後もUAには関わっていく予定だとか。
「常務」という重荷を降ろして、今度は、軽やかに世界中で、美しいものを見つけて、持って帰って来てほしいなぁ、と思ったり。

*1:数十億円のキャピタルゲインもあったんだけど。→新Flag-Shipの公園通り店新装開店資金?