generational conflict

三浦展新刊?



中高年世代への突き上げがキツクなっている


みたいだな。
ここ数年、2007年問題とかいって良くも悪くも団塊世代が話題になった。団塊世代叩きの本も書かれたり。世代論の急先鋒、三浦展さん(現在49歳)も3年前「団塊世代を総括する」を書いている。


と思っていたら、こんどは40代の「新人類」及び「バブル入社」世代叩きもきつくなってきた。
失われた10年の就職氷河期に厳しい思いをした人たちが、30代になって社会的な発言力を増してきているんだろう。20代を「ゆとり世代」として叩いているのも、30代のヒトたちかも。40代のお気楽上司と、20代の使えない部下に挟まれて、見なし管理職で残業代もなく、就活以来ずっと苦労しっぱなしの30代...グチも言いたくなって当然。


といっても、他の世代をバカにしているだけぢゃ「弱者が弱者を叩く」という格差社会の無限ループに取り込まれてしまうわな。これは団塊叩きをやっている40代も同じこと。弱者同士が叩き合えば合うほど、ハイクラス(格上)のヒトたちの思う壷。固定的な貧乏人が一定数どこかにいないと金持ちは存続できないから。誰かババを引くヒトがいないと、自分が上がることはできない。
中高年を叩くヒマがあったら、中高年の財布からどうやったら金をたんまり抜き取れるか考えた方が建設的かも。少子高齢化ってことは、最終消費者も高齢化してるってことなんだから。*1


最近の「他者」叩きをする傾向を、自分本位だとか自己中心的だとか、非難するヒトもいるけど、そうは思わない。本当に自分本位だったら、ヒトのことを叩くより、ヒトのことをだますことを考えるだろう。あからさまなバッシングや悪口公言するヒトは、悪人レベル軽度。本当の悪人は、儲からないバッシングはやらない。


そうそう、ケンカ無敗神話を持ってるようなヒトって、メンツだけの無駄なケンカはしないヒトだったりする。めったに喧嘩しないし、喧嘩するときは、必ず自分の縄張りの中でやる。そういうヤツって、ビジネスでも成功すると思うし、実際、成功してるヒトもいる。


事業ドメインとは「絶対に勝てる喧嘩をできるテリトリー」のこと


って、誰かに教わった記憶がある。
ドメイン」を体でわかってるヤツは強い。

*1:高齢者に取り入ることは、そう難しくはない。基本的には、がまんずよく話を聞いてあげればいい。「最近の若いもんはー」とか言ってるGGでも、半年がまんしてれば、対応が変わってくる。こちらが何か言うのは、覚えめでたくなってからにすることが大事。覚えめでたい人間の一言は、多少の苦言でも、身内の助言として聞いてくれるようになる。