metal or two-tone


次はメタル・ブロータイプ


ブロータイプのメガネ・フレームの人気が出てきた。
白山眼鏡店でも、オプティシアン・ロイドでも、クレイドルでも、豊富なバリエのオリジナル・ブローライン・フレームを展開中。*1


ハヤリのきっかけはよくわからんが、昭和レトロブームもからんでいるのかもしれない。先にオールドスクールウェリントンセルフレームが定着していたのも大きい。ウェリントンセルフレームの応用技としてブローラインが出てくるのは、80年代のメガネ・フレームのハヤリ方と同じ。
ブロータイプのフレームには大きく3種類ある。
・ツートーン*2 →こんなの
・カットオフ*3 →こんなの
・メタル →こんなの


で、今年あたりから、ブローラインの真打、メタルフレームのブローラインに注目が。リムはもちろん、ブリッジやテンプルもメタルなんだけど、眉毛の位置だけセルがかぶせてあるやつ。白山眼鏡店、オプティシアン・ロイドでも、もうたくさん並んでいる。


ツートーンやカットオフタイプのブローラインよりも、ぐっと堅い感じ。フォーマルな感じではないけど、ビジネス向きには違いない。はっきり言うと超おっさん臭いので要注意。ほんとカジュアル服には合わせにくい。でもサングラスにすれば、軍モノと相性がいい。相性が良すぎて、軍事オタクにしか見えなくなる可能性も高い。戦中派はマッカーサー元帥を思い出すだろうな。


こんなメタル・ブローラインにも新手が登場。
新丸ビルのdécora Tokyoで取扱中。(画像見つからず...)
インテリ金融屋系メガネと言っておこう。丸の内のビジネスパースン(苦笑)には、とってもふさわしい。
メガネ友達には似合うと言われてしまったけど、ある意味やばすぎるので、保留中。

*1:ただし、男子用のみ。アキバ系メガネ女子では、ブロータイプとは逆に、眉部分のフレームがないタイプが注目されてるらしいが。別名:ナイスメガネ!

*2:応用編で一番簡単のは、黒や茶単色のセル・ウエリントンの下半分をクリアにして、ブローラインの出来上がり。幻の白山眼鏡店×テンダーロインのコラボ・ウエリントン第一弾は、黒セルと、茶×クリアのブローラインの2色展開だった。下半分がクリアになるだけで、レトロ感がかなり強くなる。ジェームス・ディーン以前って感じ。黒セル・ウェリントンは、ロックな感じが多少するが、ツートーンのブローラインになると、ジャズかブルースって印象。悪く言えば、急におっさん臭くなる。昔の文豪なんかも、ぶっといツートンのセルフレームメガネをかけていたような気がするが、最近では、映画「続・三丁目の夕日」で吉岡秀隆が、TV「菊次郎とさき」で陣内孝則が、かけていたのが印象的。

*3:もう一つの応用編は、セル・ウェリントンのリム(縁)の下半分をカットオフして、ブローラインの出来上がり。これは昔はなかったタイプのブローライン。最近登場のハヤリのタイプ。今のウェリントンブームのきっかけとなったヴィクター&ロルフも、スクエアなウェリントンの下をカットオフしたモデルを3年前に出している。このモデルはカットオフ位置が低いので、まだブローラインって感じは強くない。カットオフ型のウェリントンフレームは、カットオフの位置(高さ)でバリエーションがある。高い位置でカットオフするほど、ブローラインぽくなるので、クラシックな感じ。逆にフレームの下部だけだと、むしろゴーグルっぽくなるので、多少フューチャーな感じになる。ウォルフガング・プロクシュ×UAセルフレームもこのタイプ。