super slim or extra wide

真剣細、本気太、鬼太



スラックスは太細混購


スラックスの幅のバリエーションがこんなにたくさんある時代なんてはじめてだ。
一昔以前は、太いのということになれば、どこのブランドも太いの。テーパードとなれば、どこのメーカーもテーパード。右向け右状態。こっち(客)に選択の余地はなかった。違う店にいっても、同じ形のしかなかったんだもん(笑)。
今は、一つのジャケットにセットアップできる共生地のスラックスが3種類ぐらい用意されてたりする。スーツのパターンオーダーでもそう。


たいていは太いの、真直ぐの、細いの、の3種か2種。
といっても、去年ぐらいから、ほんとに裾幅が両極に行っちゃてる。細いのは、靴下履けないぐらい細いし、太いのは、ハカマのように太い。
どのぐらい差があるかというと、


・スキニースラックス     : すそ幅17cm
・ワンタック・ワイドスラックス: すそ幅26cm
・ツータック・ワイドスラックス: すそ幅30cm
※全てサイズは44(ウエスト80cm前後)


ただ「太い⇔細い」ってだけぢゃなくて形のバリエーションが豊富なのも昨今の特徴。
例えば、
太いといっても、ノータックでずどんと土管のように太いのとか、ももから広がり始めるバギー風な太いのとか、1タック・2タックで太いのだったり、*1
真直ぐといっても、すそだけ広がるシューフレア(こっそりブートカット系)とか、お尻からすとんと落ちるようなパイプドステム(煙突系)だったり、
細いといっても、ももからすそまで全体的に細くてぴたぴたのスキニーとか、もものワタリは余裕ですそ幅は細いテーパードだったり、、、
スーツであれ、セットアップであれ、少なくともタイト&ショートな今どきのジャケットに合わせるなら、スラックスは、太さは極端にふった方が正解ってことなんだろう。*2


ワイドタックパンツが復活し始めたことは、オフィスGuyのオヤヂにとってはありがたいことだけど、リクルート男子の黒スーツのスラックスは、昨年より細くなってる気がするし、ワイドタックパンツが定着するのか、一時の夢で終わるのかは、まだ予断を許さない状況かな。


ところで、
モード路線では、すでに3タック以上で裾絞ってるのとか、あえて股上を深めにつくってあるのとか、さらにエキストリームなスラックスもちらほら登場。
若気の至りでやんちゃだった方には、恥ずかしくも懐かしいシルエットかも。
→だからってウンコ座りすんぢゃねーぞっ!

*1:ワイドパンツについては、ちょい太、まじ太、どんだけ太という分類もあるらしい。参照→Men'sNONNO11月号特集

*2:幅や形は色々ですが、色はグレーがお約束。ハヤリはトップグレー(白灰色、明灰色)だけど、安心なのはミッドグレーかな。