school items
WHEREABOUTS エンブレム・ラペルピン
WHEREABOUTS＠渋谷
6,300円
UNITED ARROWS×JAM HOME MADE 設立記念カレッジリング
UNITED ARROWS＠明治通り、近々閉店*1
エンブレムって80年代っぽい
アイテムだと思う。
80年代半ば、DCブランドが百貨店やファッションビルを埋め尽くしていた頃、メンズ・レディース両方でエンブレム・ブレザーブームがあった。胸ポケットに派手なエンブレムがバーンと着いてるやつ。ブルゾンの類にも、デカデカとエンブレムが付いていたりした。
メンノン創刊当時も、エンブレム付きジャケットがたくさん登場していたんぢゃなかったかな。ワタシは当時は反メンノン組だったので読んでなかったんだけどさ、あの阿部寛も、エンブレム付きのピンク色ジャケットを着ていたんぢゃ。今考えると、寒気がするぐらいハズカシィ格好。でも、とっても80年代のメンズ・ファッションって感じでもある。*2
で、最近再びエンブレム付きのブレザーやスクジャケも店頭に。
エンブレム一発でスクールな雰囲気が出る効果的アイテム。最近は見かけなくなったが、一昔前までは丸の内でも、エンブレム付きブレザーを着たオヤヂは、ちょくちょく見かけた。彼らはVAN世代だったんだろう。ちょうどいま、定年やら早期退職やらで、オフィスGUYではなくなる年頃。
ここは一つ、お若いヒトたちにがんばって、エンブレム付きブレザー着てほしいのだが、新入社員は上下真っ黒のスーツばっかりで、エンブレム無しのブレザーすらいない。別に人事部採用担当は、セットアップやブレザーがいかんとは言っとらんのだが．．．２０年ぐらい前はセレブ私大卒（←どこだよっ）のやつは、入社式でもグレーのダブルブレザーを着てたりしたのにな。
ま、今どきのブレザーは、タイト＆ショートだから、若い男子が着ると、よく言えばジャニーズっぽく、ハッキリ言えばチャラくなる。ブレザーの下にフードパーカ着てるよーな感じね。たとえ白いドレスシャツにレジメンタルタイ締めても、なーんか「子ども」っぽい。タイも細めだから、よけいに。
でも、オフィスのお姉さん方に「やさしく」してほしい新人男子の作戦としては、「あり」だと思う。ただし、キャラと似合ってれば。見た目は、いかにも弟系で、腰砕けそうに頼りないけど、カワイサ一番みたいな子なら。性格は「素直」で吸収力はロリエ並みってのも条件。
「男の天然ってどうなのよ？」*3というキビシイつっこみもあるけど、これからは「あり」だと思うな。そーゆー生き方もできるようになってきたっつーか、そーゆー男子のニッチなニーズもあることは確認されてるワナ。もうネオロマ系の定番サブキャラなんぢゃない？
結論を言えば（先に言えょっ）、
スクール・スタイルが来てるとはいえ、オフィスGUYのオヤヂには、エンブレム付きブレザーは無理。やめといた方が無難。30代でも、金ボタンのブレザーでとめといた方がいい。オヤヂは、むしろ来年秋冬のツィード・ジャケットに賭けたほうがいい。*4
といっておきながらも、自分はオフィスGUYでも、ちょっとぐらいスクールなコスプレしたいょぅ、ってことで、小さな七宝のエンブレム付きのラペルピンを購入。
王立ウェラバウツ学園の紋章付き。これなら目立たず、こっそり遊べる。ラペルピンでも、スワロフスキとか、スカルとか付いたやつは、夜間部でしか使えないけど、エンブレムなら昼からOK。これからのパーティーシーズン、１本あると便利。*5
指には私立束矢学院の創立記念カレッジリング。クリス・ヴァン・アッシュのテーラーメイド×ジャム・ホーム・メイドのスクールリングの原型になったモデル。1920-1930年代のアールデコっぽいデザイン。スーツに合わせるなら、こっちのタイプのスクールリングの方がお薦め。どっちかっつーと丸いタイプはカジュアル向きだと思う。
今週の裏技：
帰宅するまで襟章着用義務がある会社ってのも、ありましたが、仕事が終わったら外したいよねーそんなの。でも、エリに穴だけ開いてるのも、なんだか虚ろなので、そこに母校の襟章をはめてみるのも良し。母校によっては、かなり嫌味。むしろ公立中学のダサダサな襟章が、宴会ウケするかも。事前に同郷女子を調べておいて*6、なにげに「ふるさと」ネタで盛り上がるきっかけづくりに一役...
とか。
*1:今年の夏に売却済。一号店だったのになー（落涙）。でも、６億弱で買ったのが、32億円で売れたんだから、５倍超のバブル！ちなみに渋谷の公園通り店の方も閉店して、来年春にはUAとBYの２店が渋谷に開店予定。ま、金はあるしな。
*2:どんなファッションも一度はハズカシィと言われるようになる。そう言われるようにならないとファッションとは言えないのも事実。モノの方が移り変わるんぢゃなくて、感じ方が変わっていくってことだから。2027年頃には、ぴたぴたのスキニージーンズや、肩幅のないショートジャケットも、間違いなくハズカシィ・アイテムの筆頭になっていると思う。今、自分で着てて、多少ハズカシィと思うもの。ちょっとMでないと、いい歳して、トライアルは続けられないゼっ。あぁ、周りの視線が痛い。世間の目が冷たい。んーーこの延長線上にTATTOOの痛みもあるのかもしれない。
*3:MCQがヴィンセント・ローに投げかけた哲学的命題。
*4:ビジネスに使えるぐらいのツィードジャケットは上等だから、金貯めとけっ。
*5:それ以前に、そーゆー粋なパーテーにお誘いがないと意味がないんだけど。
*6:個人情報保護法施行以来、こーゆーことを調べる手立てがなくなったな。人事部でも社員個人情報のDBにアクセスできる人間は限定されてるぐらい。逆に考えると、社内でも結婚してるかしてないかすら分からないってこと。そのせいで不倫関係が増加したかどうか、誰か卒論のネタにしてくれ。
