overall or salopette
COOTIE Overall Denim Pants コットン、デニム(ワンウォッシュ)
Anduser@楽天市場
1万9950円
ミリタリー、ロック、スクールの次のキーワードは「ワーク」?!
女子の部でもサロペットパンツがバカ売れ。ヤフオクの注目キーワードになるぐらい。
男子の部でも、悪い子を中心にオーバーオールが復活中。ぶっといシルエットと気楽さが魅力!
あの手、この手と、やりつくされて、行きづまり観を見せるジーンズにかわって、新鮮なデニムウェアとしてオーバーオールやカーペンターパンツにガゼン注目があつまるのも当然ね。パンツのワイド&ストレート化の流れにも乗っかって、勢いづいてるんぢゃねぇのかな。
2〜3年前にもオーバーオールが流行ったけど、あのときとは、着こなし方(コーデ)が違うので要注意!
以前は、黒のテーラードジャケット+ジーンズのコーディネートのエキセントリックなオルタナティヴ*1として、黒ジャケット+オーバーオールって格好をしてる子がいた。肩紐の片方外したり、両方外して、胸当部分ダラーって「着崩し」&「外し」のアイテムとしてオーバーオールが活躍してた。
でも、今回リバイバルは、ちょいと感覚が違う印象。着崩しとか、外しとか、ミスマッチ(死語@80年代)なコーデぢゃなくて、仕事着としてキチンと着る感じが、新鮮!
1950年代以前のアメリカの小さな町の真面目な農夫って感じ。。。毎日地道に額に汗して、日曜日は教会へ通うような、伝統的生活を守る「清貧」なイメージ。
髪なんかも七三だか、九一だか、ポマードできっちり、なでつけちゃって、無骨な黒セルメガネなんかかけてるような勤勉な工場労働者ってのも雰囲気かなぁ。ペインターパンツにヒッコリーストライプのキャップとか(→こんなの)、ロゴ刺繍入りのスウィングトップなんて感じで。
靴部門でも、Foot the coacherが今期、クラシックなワークブーツ(コレ)やエンジニアブーツをリリースしたり、Terremがラッセルモカシン風のワークシューズ(コレ)を出したりと、足元のコーデもばっちり。
ただ上から下までVintageなワークウェアで固めちゃうと、ただの古着コレクターおやぢにしか見えないので、どの辺で止めとくか、ってあたりがスタイリングの肝でしょぅナ。→「エラソウに。何様だょオメェ!」お客様だょっ!悪いかっ。全部自腹で買ってんだから、勝手に言わせてもらうゼっ!
ミリタリーウェアってのも、軍人のワークウェアなんだし、なんといっても機能性と丈夫さが命。素材やつくり、ディテールはワークウェアと同根だったりするしね。
ロックなファッションも、ブルース・ロックやフォーク・ロックとか、土臭い路線にシフトしてきてるしね。パンクスが履いてたドクター・マーチンのブーツだって、もともとはワークブーツだったわけだし。
スクールな格好も、どこかユニフォーム(制服)ぽさがあるのが、ワークウェアと共通してるとこ。毎日着る日常着ってのも同じ。冬のスクールに欠かせないピーコートやダッフルコートは、もともと漁師のワークウェア。たしかローファーもノルウェーの漁師靴がベースだったんぢゃ?
まとめると、
- ミリタリー →機能性、頑丈さ、制服 →ワークウェア
- ロック →ブルース、フォーク、土臭さ →ワークウェア
- スクール →制服、日常着 →ワークウェア
っていうことで、全ての「流れ」は「ワーク」に向かっているゾっ!*2
格差社会の姿が目に見えはじめてる中で、セレブだ、ラグジュアリーだ、ハイブランドだ、っていってられんのは、ホントは一握りにヒトたちだけ。下々の者は、いいかげん真面目に働けょっナ、ってとこすかネ。。。
ま、なんてメーデーに相応しいエントリー♪