loafer or vamp

United Arrows ハンマーヘッド・トゥ・ローファー カーフ バーガンディ色
United Arrows池袋Parco
3万3600円


コブラバンプを買いに行って、ローファーを買って帰ってきてしまった。


スリッポン好きが今だに、こぞって探しているフローシャイムのコブラバンプ
90年代、あのBeginの編集長も履いていたとか、いないとか、っつーぐらいの伝説の一足。いまだ数々のフォロアー、ぢゃなかった、後続類似商品が企画され続けてる。
ま、とにかく当時で2万2千円ぐらいと、輸入靴のワリにとっても安かったのに加えて、シルエットがシャープで、スーツでもジーンズでもチノでもなんでもコイの万能選手だったからなぁ。ちょっぴり50's(ミッドセンチュリーモダン)の匂いがするのも、また好し。。。


今期、ユナイテッド・アローズでも、コブラ・バンプをついに発売!
お値段も2万2千円と超お手ごろ。色もホワイト、ブラック、ダークブラウンの3色がリリース。革表面のスコッチ・グレイン加工*1も、適度なカジュアル感をプラス。トウはシャープだけど、とがりすぎず、薄すぎず、というあたりが素敵。


これを買うべく、店内を物色していたら、ナイスな革靴のシリーズがNew Arrival!
80年代靴デザインの仇花「オデコ靴」をちょっと思い出させる、ポッテリしたトゥの靴がどどぅっと並んでた。レースアップはプレーントゥ、ウィングチップメダイヨンなし)、ストレートチップの3種と、ローファーの計4型。色は黒、バーガンディ、カモフラの3種。*2
お値段は3万3600円と、リーズナブルに押さえる企業努力の跡が、、、うんうん、去年、UAオリジナルの中国製4万6千円のトンガリ*3が売れ残りまくってたからなぁ、、、ちゃんと失敗を教訓にしているのはエライ。


このトゥのボリューム感は、ワイドなパンツに合わせなさいと言わんばかりなので、バンプのことはアッサリ忘れて、こっちのローファーを即買い。90年代半ば、UAで取り扱っていたGRANERO*4のローファーにちょっと面影が似てる。あの頃は、こういうトゥを「ブルドッグ・トゥ」って呼んでたんだけどね。。。


たぶん、レースアップ・シューズの方は、多少売れ残りそうな予感。エッグ・トゥっていう定番感・安心感が強いフォルムが幅を効かせてるからなぁ。。。残ってたら、ちゃんと回収してあげよう。

*1:本物は、革表面にテモミンで細かいシワシワを一様につける。昔のオールデンやリーガルのプレーントゥなんかに必ずあったバリエーション。

*2:ウイングチップとストレートチップは黒のみ。逆にローファーとプレーントゥは、バーガンディとカモフラのみ。

*3:コバなしで、トゥはアーモンド・トゥに近い形のやつ。でもノーズは短めで、はっきりいって「纏足」がモチーフなのかと邪推してしまった。やはりスリッポン、プレーントゥ、ウイングチップの3種があった。個人的には、嫌いぢゃなかったんだけど、、、際どさとお値段のバランスに無理があったのかな。中国製で4万円台かょっ!ってのが手に取った瞬間の感想だったもの。

*4:シルバノ・マッツァのファクトリー・ブランドだったと記憶してますが、、、