a frame or a coffin

Rei’s Old Skool Icon

old school tattoo的発想で額装してみました。


高円寺のINK RAT TATTOOのレイさんに画いてもらったフラッシュを額装したら、えれぇぃ重厚な雰囲気になってしまいました。こりゃぁゴシック・ホラー?
額装は、例によってsur-mursにお願いしました。かなり凝ってます。木の額のアンティーク加工もナイスですけど、厚みのある額をつかって、絵(ボード)にゲタを履かせて浮かせてあるので、絵の後ろに影ができます。バックは「血赤」の絹布を一面に貼って、一見すると「棺おけ」風にしてみました。
えぇと、今回はゴシック感を重視して、BLOOD+よりもトリニティ・ブラッドを意識してみましたって、そんな違いのわかるヒトいねぇけどな。まぁ、変則的オタクは孤独なのです。


この絵にまつわる逸話、、、
その昔、Bughouse Tattoo Gallery International(現在更新休止中)のサイト管理者としてsougetu名義の名詞を作ろうと思ったのね。名詞の表の絵をレイさんに頼んだら快く引き受けてくださったんだけど、お礼はいいよーなんて。で、できてきたのが、この絵。もっとちっさい絵でよかったんですけどーっ汗。いやー、これじゃーおいらの気がすまねぇぃ、ってんで、INK RATの落款を彫りますよーって約束してしまったんですワ。
で、壁色の美しい印石を探し歩いて、落款を彫ってみたのはいいんだけど、使った印石が独特の彫味*1で、なんか、ちょっとカワイイ印影になってしまったのね。んー、悪くないけど、やっぱ「ワル」なシャープさも欲しいなぁ、なんて考えてもう一個彫ろうとして、1年が過ぎてしまった。で、ようやくシャープな彫味の印石を見つけてきたは、いいが字を決めるのにまた1年。で、ようやくシャープな印影のができたんだけど、約束してから時間がたち過ぎたので、高円寺におじゃまするの、気が引けてしまって、ようやく昨年、3年かかって落款2つ渡すことができました。
当日、残念ながらレイさんはいなくって、ハタさんとおねーさんの二人と暫し対談。なんかタトゥー関係のヒトと話すの久しぶり。。。ハタさん京都出身なんだけど、京都精華大学*2卒だったのを知って、ビックリ。なるほど、あの脱力風でありながらデッサンはシッカリした作風はそういうところからきてるのね。
スタジオの壁のデッカイ・フラッシュ(しかも甲羅彫りの下絵)の額に、あぁ、こっちの世界も日進月歩なのねーと痛感。


レイさんは、最近はオールド・スクール・タトゥー専門に彫っているそう。
3年前、最後に会ったときに、「これからは、もっとオールド・スクール追求してみるよっ!」っていってたな。。。

*1:細かい結晶があるようで、線がFUZZYになった。ネズミの毛ばだち見たいで、ちょっとあったかそうになった。

*2:日本で初めて「漫画学科」を創設した先進的大学なんすょ。