Jil by Raf

スーツ チャコールグレー サマーウール
SLEEPING FOREST @原宿キャットストリート
5万8800円


会社に着ていけないようなスーツを買ってしまった。


ジャケットは、3ボタンでゆったりしたシルエット。しかも丈が長め。
逆にパンツは、超スリムで、ピタピタ状態。
素材や色、ディテールは全く問題なくビジネス向きなんだけど、シルエットは、とてもキワどい。ラフ・シモンズのジル・サンダーって感じ。ちょっと遊び過ぎたかな。いや、それ以前に、もうスーツを買う予算はないっつーのに、買うか、普通。


実は、今日お店に入って、買物するまで、この店がもうH.P.H(アッシュ・ペー・アッシュ)じゃなくなってるのに気が付かなかった。H.P.Hは森原宿にあったころヴァス・ラダカーのアクセサリーを良く買いにいってたんだけど、キャット・ストリートに移転してからは、前は通れど、中には入らずという状態がこの数年続いていた。なーんとなく、リアル・クローズじゃない方向に行ってしまったような印象があったので。
店がSLEEPING FORESTに変わったのに気が付かなかったのも当然で、このお店もH.P.F(アッシュ・ペー・フランス)グループの1つ。H.P.Hは銀座に行ってしまったらしい。ラフォーレ原宿のテナント→キャットストリート路面店→銀座と出世してますなぁ。顧客層の年齢・年収ともに上がったってことなのかなぁ。
SLEEPING FORESTは、その点、初期のH.P.Hに近いエキセントリック感があって、また来ようと思った。コンセプトは「幼児性の中にある残虐性」だそうだ。ヴィヴィアンのモロ・エロ眠れる森の美女シリーズを思い出した。ヴィヴィアンほど直球ぢゃないみたいだけど。残虐性ってのは、幼児の無垢・無知の裏返しだと理解しておこう。