Try God 安全ピンブローチ シルバー
KOROMO by RICO @旧ビブレ2階
6万8250円


Punk魂をくすぐられ、予定外の出費!


RICOが支店を表参道に出してるのに気づいてから、ちょいちょい見に行くようになった。
Milokだ、foot the coacherだと、一クセあるブランドの、そのまた一クセあるアイテムが揃っている。靴だって紫のハラコにラバーソールだもんなー。誰が買うんゃこんなのって言いつつ、オレは好きやけどね。
前から気になってたのが、ガラスのドーム状ケースの中に麗々しくディスプレイされた、いかにも高さそうな(当然、値札なんかついてないわけですょ)シルバーアクセサリーの数々。ゴージャス悪趣味系ですね。スカルリングも薔薇を加えてるし。


ここんとこ、タイト・スーツにナロータイをしめて仕事してるんだけど、なーんとなくRockな味を足したくて、ネクタイピンの代わりに金色の安全ピンをよくしてるのね。でも、いささか安っぽい感じがしないでもない。エルメスのセリエ安全ピンにでも買うかと思ったけど、セリエは好きじゃない。なんつってもHERMESの文字が入ってるのが関西ぽっくてヤダ。


今日、ふとゴージャス悪趣味シルバーのガラスケースをのぞいてたら、なんと、安全ピンがあるじゃーないですか。しかも大小4つセットで。どーやら大安全ピンでとめて他の3つをちゃらちゃらさせるブローチらしい。男の子ができるブローチ。いいじゃない。
しかも大安全ピンの留め金部分は、銀でできた蜘蛛とスパイダーウェッブがあしらわれている。エグくていいねー。ゴスロリ系?


さっそく店員さんに声をかけて見せてもらう。あちらのソファーにどうぞって、座らされた。すると若い店員さんが手袋して、うやうやしくガラスドームをこちらに掲げて持ってくる。テーブルに静かにおいて、重そうなドームをそっと外してくれた。仰々しい背セレモニーだなー。こういう儀式って、客が逃げられなくなるよねー。あぁ、そういう呪術なのかも。絶対買って帰る呪いがかかるの。
安全ピンを手にとってみる。一個外してみる。ちゃんと針になっていて、単独でも安全ピンとして使えるようだ。留め金のカバー部分以外は、サージカルステンレスか何かでできている感じ。銀だと通常の安全ピンの太さまで細くすると、バネにならないからな。小安全ピンといっても、オムツ用ぐらいの大きさがあって、ネクタイやエリに留めるとちょうどいいサイズだ。
で、問題のお値段を聞いてみた。6万8千円!高けーょ。4万8千円ってとこでしょう。一応、カタログを見せてもらう。はー、どれもイイお値段。戦略的強気価格設定なんでしょうか。アクセサリーのお値段なんて、アートと同じで、欲しい客がいるなら、いくらでも高くてもいいもんね。ま、見つけたときに買わないと、次はないのが東京のお約束*1。予定外出費だけど買っておこう。


やっぱり、呪術が利いたのかなー?

*1:後でわかったんだけど、この店は来春まで期間限定出店でした。このビル取り壊すんだって。