tenderloin * montblanc

テンダーロイン×白山眼鏡店 ウェリントン眼鏡 黒セル
白山眼鏡店@渋谷パルコ
3万7800円


景気は良くなってるらしい。商品の足が速すぎ。


昨日、BRUTUSを立ち読みしていたら、ウェリントン眼鏡の記事が小さく載っていた。
A系ハードコア・ストリートブランド、テンダーロインが白山眼鏡店にウェリントン眼鏡を別注したらしい。ちょうど20年前、白山眼鏡店のクラフトマンシップというラインで作っていた黒セルのウェリントンを買って、去年、白山眼鏡店でもう一度レンズを入れなおしてもらった。しかし、もうセルはボロボロに劣化して、透明な鼻当てにはヒビまで発生している状態。ジョニー・デップヴィクター&ロルフのおかげで、最近注目のウェリントンタイプのセルフレーム、もうひとつ買っておかねばなるまいと思っていたところだ。白山がつくるとなれば、後続機として文句なし。翌日早速買いに出かけた。


お店にいくと中央ディスプレイテーブルのど真ん中に鎮座してましたよ。特注の革ケースといっしょに!
早速、店員さんに一声かけて試着させてもらう。
やや細めのセルフレームで、ヴィクター&ロフルのよりも、一回り大きい。レンズの縦幅もわりとあるので、ウェリントンといっても、あの「アラレちゃん眼鏡*1」の形に近い。ディテールは、とってもクラシックで、蝶版の表側には綺麗な金具がインレイされている。ちなみに鼻当て部分はクリングス(金具)にパッドが着いているタイプで、目鼻立ちに合わせて調整がしやるい(さすがじゃナ)。


20年来の白山愛用者が白山眼鏡をかけてるんだから、ものすごーくシックリ顔にはまる。鏡を見つめる私の耳ともで、店長さんが一言「もう、それが最後の1つなんですよー」。えっ!ブルータス出たの昨日じゃん。「問い合わせの電話がじゃんじゃんかかってきて、昨日でほとんど売れました。ブラウンのブロウラインの方は完売です。」うーむ、ブルータス世代としては、懐かしさ&白山ブランドとなると、購買意欲を刺激されるのも当然か。しかし、みんな行動が早いなぁ、、、欲しかった方々すみません。最後のひとつは私が買いました。あとはテンダーロインのお店@キャットストリート裏に残ってるか聞いて下さい。


ついでに店長さんから聞いた裏話。
このコラボレーションの仕事、直前まで社員は誰も知らなかったらしい。白山の社長さん特命プロジェクト(というより個人的趣味仕事?)。テンダーロインの面々が社長さんに直接お願いしたらしい。社長さんは、ちょうど1950〜1960年代を生で知ってる世代だから、ビートニク等に影響受けまくっているテンダーロインのお若い人たちと、意気投合してしまったそうだ。世代を超えたコラボね。いい話だ。


追記:
えーと、なんか自分の顔にはまるのはいいんだけど、かけるととっても「いいヒト」に見えるらしい。やたら外国人やらおばあちゃんから道を聞かれるようになった。息子づれだと、ものすごーーーく優しそうなお父さんに見えるらしい(狙え!ご近所ママ受け)。20代の女の子には「なんか、イジメたくなる」っていわれたけど(笑)。これって、アラレちゃん効果?万人受けを計算したキャラ・デザインだったんですね、鳥山先生!
でもさぁ、テンダーロインの服って、TATTOOに合うんだよねー、ものすごく。昔は、ときどき福生まで買いにいったもんです。

*1:アニメにおけるメガネ・ロリコンキャラの原型だと思う。元祖メガネ美人医師・香山リカ先生もウェリントンかけてたもんなぁ。今どきのメガネ美人はやっぱ、アラン・ミクリ系ですかね。