LAD MUSICIAN スーツ ライトグレー ウール
LAD MUSICIAN ニットキャップ グレー×ブラック ウール
LAD MUSICIAN ロングマフラー グレー×ブラック ウール
LAD MUSICISN HARAJYUKU FLAG SHOP
計10万5000円


昨年、10周年を迎えたLAD MUSICIAN鶯谷のフラワーの頃からのFANとしては、10周年のときにスーツを買いたかったんだけど、昨年のコレクションは、あまりにショート丈のジャケットばっかりだったので、購入は断念したのでした。あくまで、渋谷区で買って千代田区で着るという、あたしの基本スタンスは変えられないから。ストリートなものを、ストリートで着ても、あたりまえじゃんっ、ましてビジネススーツをビジネス街で着るなんて、反吐がでらぁっ!なーんてね。ストリートなものの中から、ギリッギリ、ビジネスシーンでも着れるものを探し出すところが楽しいワケ。だからこそサラリーマンになってからも、ずーーっと十数年、原宿で買い物を続けてるわけだし。


今年のLADは丈が短すぎないのも出してる模様なので、見学に行った。
ウールのショートジャケットのバリエーションがすごい!丈のバリエーションもあるし、同じ型で生地・柄のバリエーション豊富。
早速試着。うーん、LADのジャケットの完成度は高いぞーこりゃ。ジャケットの袖も肩の内側に入り込むぐらいピッタピタに見えるんだけど、へんなシワはできないし、ちゃーんと腕の可動範囲は確保できてる。実戦用モビルスーツとしても上出来ですね、さすが。実はデザイナーの黒田さん、わたしと同じ歳なんだよなー。そりゃー、そろそろ完成してよい年頃だわ。もちろん、これで固まってしまうような黒田さんではないと思うけどね。常に何か、反逆的っつーか、ニヒリズムってーか、皮肉っぽいっつーか、世間様の固定観念・一般常識に一刺しするような何かをコレクションに仕込んでるのが、彼らしくて、毎年楽しみなのだ。そんな彼が、自身のシフトの足を止めるってことはないだろう。


色は、彼が以前から得意なライトグレー無地が、綺麗だったので、上下で購入することにした。ついでに小物もと思ってみていたら、今年はジャガードのニットものが素敵。しかも裏返しで作ってある。表返して使っても縫い目が表に出て面白いだろう。本来表側の折柄を良くみると髑髏(スカル)が織り込まれている。裏返すとまったくわかなんないんだけどね。その辺がLADらしくて、にんまり。フフフとルミ姐みたいにほくそえんでしまった。
先日、カミさんがイタリア某社のカシミヤ製ジャガードのニットキャップとマフラーをセットで、しかも息子の分も購入して自慢していたので、対抗してお父様も、ニットキャップとロングマフラーをセット購入することにした。各1万円程度。ものを考えると比較的安いのも嬉しい。


珍しく1回の買い物が10万を超えてしまった。細々といろんなショップで広く買いあさるタイプなので一箇所でまとめ買いするのは、自分的にとても珍しい。それだけ、今年のLADのコレクションの出来がいいってことなんだろうな。


レディースのLASS MUSICIANの方も一通りチェック。一見、全体的にソリッドな印象なんだけど、1つ1つ見ると、微妙に1980年前後のニュートラの匂いがする。ニュートラの「ニュー」の部分だけ上手く取り出したって感じだ。ニュートラって、どこかトラディショナルなアイビーやハマトラに対抗するパンク魂があったんだよなぁ。あたし、あの時代、まさに、神戸女学院の校門の近くに住んでましたから。ほんとよ。黒田さんは高校時代はきっと、ニュートラの女の子と遊びまくっていたに違いないっ。