ユナイテッド・アローズ ブルーレーベル オリジナルセットアップ エトワールチェック ウール
ユナイテッド・アローズ神戸元町
5万8800円


今回の神戸詣では、はなはだ肉体的に疲れる。もう、自分に日当をあげないと働く気がしない。


ということを大儀銘文にして、この非常時にあっても、神戸でお買い物をするのであった。ええ、「御買物道とは、修羅の道と見つけたり」とは、私の師匠の最後の言葉です。買物のためには、親の死に目にも会いに行きません。それは、うそですけど。でも、学生の頃は、週7日バイト(2連荘の日もあり)しながら、金をかせいで、吐き気がするぐらいショップを歩き回って買物してなもんなぁ。


さて、仕事でも、プライベートでも、地方都市を訪ねたら、必ず東京のセレクトショップの支店を見に行きます。
その理由はねー
■東京本店で品切れの商品、売れ筋の色柄が結構残っている。
■店員さんの対応が東京本店より格段に「丁寧」。ゆっくり話すこともできる。
■東京だと同じセレクトショップでもライン別に店舗が別れているが、地方店は全てのラインをまとめてチェックできる。(例UAの場合:UA、ブルーレーベル、モンキータイム、Districtが同時比較可)


今回は、いままで足を運んだことのなかったUA神戸元町店へ。定宿から近いことに昨夜気が付いたのね。元町っても、大丸神戸店よりも、やや三宮より。旧居留地(神戸の丸の内、というより三菱地所がこの辺りをまねて、今の丸の内をリニューアルしたんだけど)の端っこにある。
スーツコーナーに行ってみると、一通りのラインナップが一気に見られる。こうやって並ぶと各ラインの違いが良くわかっていいよね。案外、東京の場合は、例えばBEAMS FとIGBでがっちり客層が割れていて、固定しているような気もするけど、こういう並べかただと、若い子がちょっと大人な格好をしてみようとか、オヤヂがちょっと若い雰囲気も取り入れてみようとか、客にとっては選択肢が増えていいかも。でも、今の客は選れぶのにいちいち「悩み・迷い」やすいヒトも多いから、一長一短なのかもしれない。その辺りは販売員の力量の見せ所になるんだろう。ヒトとモノ両方の愛称を一発でつかまないとね、いいお勧めをお客さんにできないもの。
この点では、東京都心部の単独ラインのショップの販売員の方が楽なのかも。決まった客層に対応した商品をそのまま売ればいいんだから。客は次々来るし、経験の浅いノーシンキング店員でも「売る」だけなら可能だな。長期リピーターやロイヤルカスタマーを捕まえられるかは別だけど。東京の場合は、ロイヤルな方々向けのCRMは店舗でやってるわけではないんだろう。だから、だんだん本店、旗艦店での客アシライにゾンザイな印象を受けることが増えてるのかな。


神戸元町店では、東京では見かけなかったエトワールチェック(ハウンドトゥース)の間モノのウールセットアップを発見。ジャケットはナローカラー、深めVゾーン。パンツは結構スリムに近いストレート。しかも安い!これは業務用に買っておくべと、すかさず試着。さて、問題は神戸で寸法直しをして送ってもらうか、一旦東京のショップに送ってもらって寸法直しをするか、なんだけど、今回は時間が押してたので、UA原宿本店に送ってもらうことにした。
担当の店員さんが、ずいぶん電話できっちりと段取りをしてくれた模様。お手数をおかけしました。


このとき、送り先を原宿本店にしたのが、大きな間違いだったことに後で気づかされることになるとは…!