motemote or chiyahoya

モテの論客tsubakiyayoiさんの鋭い指摘
「みんな、「モテ」と「ちやほや」を混同している」


ここ1〜2年、女性誌の中吊り広告に踊る「モテ」の文字に、男の視線だけじゃなくて、同性からもモテたいというニュアンスがぷんぷんしてるなーと思ってました。椿先生的に言うと「同性からもチヤホヤされたい」ってことだったんだな。そう考えるととてもシックリくる。
中吊り広告では「モテ」ブーム以前は「勝組・負組」「勝負服」とかが目だった時代もあったけど、いったい何を勝負してるのかなーとそのときは思ってた。わかりました、やっと。モテ量=「どれだけチヤホヤされるか」のレースだったんですね。。。
このモテモテチキンレースですが、チヤホヤされてる人は、本気モテ攻撃にウンザリしたり困ったり、悩み多き日々なのに対し、チヤホヤされてーっと部屋の片隅で唸っている人ほど、へなちょこボールさえ飛んでこないさびしいドッヂボールプレーヤー状態という、モテ格差社会を生み出しているとか、いないとか。最近は大学で講義しているというくらたまさんも、本の序文で、「出会いがない」と嘆く女子大学生が多い、でも、この大学には男子も沢山いるじゃんとつっこむと「わたしなんて、モテないから...」とハナから敗北宣言してるって書いてた。
もーこんなあきらめムードの人々まで生み出してますが、傍からみてると、そりゃ負けるよなと思いますもん。みんながみんな、同じモテモテ合戦の土俵で勝負してんだもん。
今風にいうと、ドメインを考えてないってことかな。。。ドメインって要するに喧嘩に勝てる縄張り。むかしから、無敗をほこる喧嘩の強いやつってのは、負ける喧嘩はしないってのがお約束。自分が必ず勝てる縄張りをつくって、その外では絶対喧嘩はしない。どうしても戦わないといけないときは、自分の縄張りに引き込んで喧嘩する*1
モテモテ・ドメインの集中と選択を上手くやったと思うのは、コスプレイヤーの皆さん。勝負の土俵を自分のエリアに持ってくるだけで、かなりなチヤホヤをゲットできてると思う。(もちろん、チヤホヤの裏で、ストーカーなやつにモテ攻撃されてるかもしれないけど。)メジャーなサッカーやバスケでインターハイ出場は難しくても、マイナースポーツなら全国大会でいいところまで行けるかもしれないよね。ぜひ、がんばってみて下さい。


いわゆるモテ=チヤホヤと考えると、男も女もいくつになってもチヤホヤされたいんだなーということも良くわかった。うちのオヤジ(70代)もいまだにチヤホヤされたいオーラだしまくりだもの。会うと、オレの話聞いて聞いて状態で、もうウンザリ。
こうなってくると、チヤホヤ屋さんというのが成立するわけだよね。ホスト・クラブとか銀座のクラブとかって、水商売じゃなくてチヤホヤビジネスだと考えると、これから伸びるジャンルかもね。もうこれからは、チヤホヤしてあげるのが上手いってのは武器だね。精神兵器。チヤホヤでマインドコントロールとか。いっそ、チヤホヤ詐欺とかどうょ?

*1:若い頃やんちゃな人が、大人になって事業で成功することがよくあるけど、それって自分の事業のドメインも直感的に感じ取れるからじゃないかなーと思う。