bold or cautious

歳をとると慎重になるとか、臆病になるとか言うけど、本当?
いまいち実感がない。歳をとって、家族や資産や社会的地位を手にしてしまって、守りに入る人もいるだろうが、それは歳をとったことが直接原因ぢゃないと思う。
歳とって慎重になるってことは、若いときは慎重じゃなかったってことになるけど、これも疑問。若いときの方が、不必要に慎重だったり、妙に臆病だったり。。。って気がする。少なくとも自分がそうだった。むしろ歳をとってくると、「あ、この程度だったら、なんとかなりそう。。。」というあたりがつけられるので、不安は少なくなった気がする。


きっと昔の若い人って、無謀な人が多かったんだろう。寿命が短かっただけに、切羽詰ってるというか、一か八かに賭けざるを得ないというか、人生これ博打状態。その上、手にできる情報量も入手経路も限られてるから、冷静な分析しようとしてもしかたなかったかも。
今は、若い人ほど、情報量も入手経路も豊富なんじゃないかな。でも情報は沢山手にできるけど、それでどう判断するかは、経験知がものを言う。経験がないのに、情報だけどんどん頭に入ると、処理できなくて心はどんどん重くなる。いろんな失敗を想像して不安になってしまう。若いときは、想像力だけは豊かだもの(笑)。


若い人で何かやりたいって人を見つけると、「大丈夫、いけいけーっ」と、つい、けし掛けたくなる。不安そうにしているなら、よけいに。無責任のようだけど、失敗してもいいじゃんと思う。こけても、物理的な痛手はまだ少ないんだし*1
ここ数年、いろんなビジネスの成功の秘訣話を聞いたけど、結局は「何度失敗しても、成功するまで続けた」人だけが成功しているってことなんだそうだ。それって当たり前なんですけど(笑)。でも、こけるとやめてしまう人がいかに多いかってことかもしれない。

だから、若いとき多少バカなことやってる人の方が、ビジネスなんかでも成功している気がする。自分でも若いころもっとバカやればよかったとつくづく思う。バカにされるのが怖くてバカやれなかった。バカにされようと、どう言われようと、自分の面白いと思うことをバカみたいに熱中している方がきっと幸せだと思う。


んー、で結論。
歳くってから、バカをやると、周りに迷惑です。

*1:でも、ナイーブな青春の精神的痛手はわりと大きかったりする