ads & models

 Tattooが登場する広告は、3年前に比べても頻繁に目にするようになった。
 昨年夏は、両腕ガッツリの女の子をフューチャーした某ジーンズショップのデカイ看板が渋ヶ谷の某所にどーんと立っていたのが印象的だったけど、今年に入ってからはファッション誌の広告でも、inked skin(墨肌)のモデルを使ったものが見られた。
 中でもBEAMSが各誌で展開した見開き広告「服がほしい」は、3〜4パターンあるのだけれど、そのうち2パターンは墨肌青年を上半身スッパで投入。「はだか」であることがメインで、tattoo自体は、裸のバリエーションとして添え物的扱いであったため、それほどtattooは印象的ではないけれど(その上、モノクロだったしね)。でも、BEAMSがストリート系以外のファッション誌で墨肌モデルを使ったというのは、一つの変化だろう。
 tattooが広告に使われるということは、墨肌モデルが比較的普通になってきたということだと思う。ストリート系でも、コアな雑誌なら、90年代から墨肌モデルは使われていたと思ったが、去年辺りから、一般ファッション誌でも目にするようになった。以前はキレイ目で無難な方向だったMen's Non Noでも、Edwin@TMTに並んで、Akira@Luz(Junさんの弟)が甲板モデル状態だ。彼は左腕6分(ひじ下)までジャパニーズスタイルで入っているので、Tシャツでも見えてしまう。(シルバーアクセサリーのGarni2004コレクションの広告で、Akira上半身裸(♪)の写真が...でもスタイリングはスマスマのパクリ(笑))その他、いい感じのオールド・スクールを背中に背負ってるモデルさん(名前失念)もMNN誌に登場していた(どこかで見た記憶のある作品なんだけど、誰が彫ったんだろう?)
 もっともモデルだけじゃなくて、読者の方にも墨肌の人は増えているのだろう。ここ数年、ファッション誌はストリート・スナップ(街角で写真とるやつね)に力を入れているが、夏になると一定の割合で墨肌少年が混ざっている。ストリート・スナップのメッカが、明治神宮前交差点Gap前だということもあるけど。
 雑誌では墨肌人の登場回数が増えているが、TVの番組及びCFではまだまだ登場してこない。TV方面は、墨肌ミュージシャンが活躍に期待したいところ。