parental advisory

faith&trust



「どうして、お父さんの腕には絵が描いてあるの?」


ヒトの親になった絵人間が避けては通れない、質問がついに来た!


久しぶりに息子と風呂に入ったら、突然、こう聞かれた。
墨肌の腕で産湯を使ったぐらいだから、うちの子は赤ん坊のときから墨肌は見慣れてるんだけど、4歳にしてようやく、他の親には絵が描いてないという事実に気がついたようだ。
ま、社会性が着いてきたというか、世間を少しは知ったということなので、喜ばしいことだと思って、まっとうに受け答えしてしまった。


「どうして、お父さんの腕には絵が描いてあるの?」
「絵を描いてもらったからだよ」
「どうして、さわってもツルツルなの?」
「この絵は皮の下に描いてあるからだよ」
「どうやって、皮の下に描くの?」
「針の先にインクをつけて、針を皮に刺して描いていくと、皮と肉の間にインクが残るんだよ」
「針で刺して痛くないの?」
「そりゃぁ、痛いよ」
「ふーーーん。。。。。」


なかなか的確に質問を重ねるようになったもんだ。
ワンポイントのタトゥーぐらいでびびらないようになってくれれば、それでいい。