crystal gazer


未来を予見する5つの法則
田坂広志


中身は読んでないけど、目次が面白かったので。


5つの法則で世界の未来を語ってしまうあたり、
4つの血液型で、人間の性格を分類してしまうのに似ていて、
飲み会のネタにお薦めかも。


(1)世界は、あたかも螺旋階段を登るように、発展する。
(2)現在の「動き」は、必ず、将来、「反転」する。
(3)「量」が一定の水準を超えると、「質」が劇的に変化する。
(4)対立し、競っているもの同士は、互いに、似てくる。
(5)「矛盾」とは、世界の発展の原動力である。


こう言われると、なるほどそうかも、と納得してしまいそうに一瞬なるけど、
何か、だまされてるような気もする。


要するに世界は「万事塞翁が馬」だなんて、
長い時間のスパンでみれば、当たり前じゃん。
それじゃぁ、未来の予測にも何もなってないよ。
本当に知りたいのに予測が難しいのは、
将来がどうなるかよりも、「いつ」そうなるか、だったりする。
いつ「反転」するのか、いつ「劇的に変化」するのか、、、それがわかるならねー。


そもそも、ここで言ってる「世界」って何? 社会?、経済?、人類?、生命?、宇宙?
どーとでも、取れそうなところが、万人受けして、それなりにこの本、売れるだろうな。
「原因と結果の法則」を思い出した。


この手の本って、科学的というより、スピリチュアルだったりする。
そういえば、「原因と結果の法則」の著者も、経営コンサルタントだったな。