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インディビはない(笑)



今年は、Made in USAなシャツ。


ドル安円高で、お買い得だし。
メイド・イン・USAなシャツといえば、90年代はアイク・ベイハー。00年代は?と問われたら、Individualized Sharts(略して「インディビ」)でしょ。あのエリミネーターでも取扱い中のシャツメーカー。*1
http://www.individualizedshirts.jp/
ユナイテッド・アローズ・Beauty&Youthでは、インティビに別注でスリム・フィットを展開中。さらには、ユナイテッド・アローズ・ブルーレーベル原宿店で、インティビのシャツのパターンオーダー会開催中。


<形>
今期のシャツの流行りは、ボタンダウン人気継続。ただ昨年よりディテールがクドい。
特に背中側。センターボックスプリーツでハンガーループ付き。さらにはエリにバックボタンがあるのも。近頃めったに見かけなかったのになー、後ろのボタンなんて。こりゃぁ、まんまVANのBDシャツ
一方、昨年不発に終わったワークシャツも、本格台頭って感じ。あのヤンエグ(死語)向け雑誌Beginでもワークシャツ見開きだって。日本のホワイトカラーなんて、所詮はただのブルーワーカーだってことに今頃気がついたかっ,,,


<素材>
注目素材では、Men's NonNo2月号がシャンブレーシャツ、Popeye2月号がダンガリーシャツで、それぞれ特集を組んだ。Begin3月号でもシャンブレー特集とか。ダンガリー(orシャンブレー)のBDシャツにマドラスチェックのタイしめて、紺のブレザーなんていう、古代の超定番コーディネート復活するぞ。'80年代POPEYE風味だ。


<柄>
柄では、チェック人気継続で、ギンガムチェック本格プッシュ中。ボタンダウンギンガムチェックが主流だけど、何気にワークテイスト仕立てなものも。ユナイテッドアローズB&YのギンガムBDシャツは、ステッチ荒めにして、スソ脇にはマチ付きと、ワーク風味。エリちっちゃ目で、なんちゃってバンド・オブ・アウトサイダーズという説も。
夏に向けては、マドラスチェックも続投。マーカのクレージーマドラスのシャツ、ZOZOTOWNに入荷するも、一瞬完売。再入荷するも完売しちゃった。セレクトショップのカジュアルラインでも、マドラスチェックのジャケットをいくつか出してきてる。おぃ、チェッカーズか。アシンメトリーツーブロックなヘアスタイルで、ぜひ。


<色>
色では、ダンガリーやオックスフォードのサックスブルー優勢な中、イエローに注目が。イエローのギンガムBDシャツなんて新鮮。LAに移住後のディビッド・ホックニーって感じ。古着好きの間でも、黄色×グレー系のチェックのネルシャツが人気なんだとか。アメリ感してるなー。


<ビジネス>
ビジネス用では、ロンドンストライプ柄(略してロンスト)が優勢か。ギンガムに近い「ちょい可愛目」路線だけど、さわやかな感じが出せるモテ系アイテムってこと。十分アイビーとかプレッピーとか、アメトラ・スクール路線にはまるのも味噌。


一時期の「ブロードの白シャツ礼賛」という雰囲気は、すっかりなくなったなー。
「男は白シャツのジーンズが一番」とお嬢さま方が言ってくれていた時代は、楽だった。*2
白シャツだけぢゃなくて、ジーンズも今年、元気がないな。ジーンズよりは、チノパンか、ポリ混のスラックスが「今」っぽいのかもな。

*1:80年代初頭のインポートショップには、ギッドマンのシャツといっしょにアイク、インディビも仲良く並んでいたらしい。アイク人気の裏にはラルフ・ローレン・ブームがあったし、最近のインティビ人気の裏には、ブルックス・ブラザーズ復権があったりする。ファクトリーブランドならではの話。

*2:ワイルド白シャツ系おやぢ代表、藤代冥砂さんも一時期、GAPで白シャツをまとめ買いしていた。