local standard

アベ晋メガネ



Wolfgang Proksch×United Arrows 眼鏡 黒セル
United Arrows@ZOZO TOWN
29,400円


ウェリントン・タイプのメガネフレームは、昨年から流行ってるっつーか、性別・地域&職種限定のニッチなとこでは、すっかり定番に。
そもそもは、ジョニー・デップがかけてるようなヴィクター&ロルフのクラシックな小ぶりウェリントンが、2年前に大当たり。んで、いろんなメーカーがウェリントン・モデルを相次いで発表。昨年、ついに決定版ともいえるモデルが白山眼鏡店とテンダーロインのコラボで発売されるやいなや、完売。今年に入って再発するも、即完売。今年追加の新型ウェリントンも残り少ない状態。とくに業界愛用者が多い。アパレル、ヘアメイク関係のヒトがかなりの割合で掛けてるんぢゃない?スタイリストなら本庄克行、バイヤーなら安藤俊夫、プレスなら森山真司、などなど...
このモデルが流行ってるのは、もともとはヴィンテージ・アメカジ路線とかビートニクスとか好きそうなハード・コア系のヒト向けに作られたのに、折りしもクラシックなフォーマル路線に傾倒していたモード系のヒトにも大うけしてしまったってあたりが原因だろうな。タトゥーばしばしの強面兄貴でも、タイトなスリーピーススーツびしびしの俗物紳士にも、すっきりはまっちゃうから。


流行りものが、定番化し始める*1と、そろそろ「次は何?」ってのが気になる。


ポスト・ウェリントンの候補としては、
・モード路線なら、スクエア系。
・ビジネス路線なら、ブローライン系。
・先走り路線ならボストン系。

スクエア系は、テンプルの取りつけ位置がポイント。少し低めのヤツが、今っぽい。
UNITED ARROWS Originalのフレームでは、このかっちりタイプが白眉。名づけて「豪和清春」モデル。→サブキャラな上にマイナー過ぎっ!
ZOZO TOWNでも何度も再入荷している金子眼鏡謹製の売れ筋モデル。フレームだけで、なんか真面目できっちり仕事のできるビジネスマンって感じがするよねー。上からみると前面がフラット。ブリッジ部分も平ら。だから、くぃっとメガネを直すときにギラッとレンズが光る。


スクエア系の中でも、先走った感じでいきたいなら、80年代ローデンストック風なヤツ。かたち的には、福田首相がかけてるのや、安部首相のお父様(故・安部晋三氏)がかけてたような感じ。
カトラー&グロスオプティカルライン*2でも、まさにコレだって感じのモデルがリリース中。


他にもないかなぁ、と探していたら、ユナイテッド・アローズがドイツの眼鏡デザイナー、ウォルフガング・プロクシュに細セルフレームのモデルを発注。プロクシュといえば、今は斬新butレトロ・フューチャーメタルフレームのイメージが強いんだけど、昔はセルもやってたらしい。その昔のモデルをベースに新作のクリアレンズ・サングラスが登場。
ローデンストック路線を今風に、ちょっとだけゴーグルっぽくしてある。日本人顔のワタシがかけても、ちゃんと眉が隠れるぐらいの大降りなところもナイス。それに視界が広いのー。
いまのところ、フレームは黒セルと透明セルの二色展開。レンズ下部のフレームをカットオフしたタイプもある。透明セルの方は、フューチャー&スポーツMIXなスタイルにあうメガネを探してるヒトには、ぴったりかも。
ちなみにプロクシュは、経済学畑出身なので、金融業界の方にも、ちょっとした話の小ネタにいいかも。


はてなダイアリーは、「長文」なヤツが多いって言われてるので、この辺でやめとこぅ。
ブローライン系とボストン系については、またのエントリーで。


Glasses来月号予告
「ブローライン3タイプ:ビジネスGUY対決!」
「ボストンタイプ:アーティスト・トリビュート対決!」
↑ゲイナーかょっ!

*1:身に着けるモノについて言えば、経験的に概ね15%ぐらいのヒトが持っていれば「流行っている」、概ね30%以上のヒトが持ってるようになったら「定番化し始めてる」と考えることにしている。早い話が、15%以上ってのは、10人いたら二人同じものを身に着けているなんてことが起こるようになる割合。趣味の合う友達が自分と同じモノを身に着けていても、それは気にならないけど、3人目が出てくると、なんかイヤになっちゃうでしょ、なんかつるんでるみたいで。それが30%ってコト。

*2:Cutler&Grossのサングラスぢゃなくて、レンズを入れる眼鏡用のフレームが日本でも買えるようになりました。ロイド、クレイドルなどで取り扱い中。