beauty & youth on the street


UNITED ARROWS : Beauty & Youth @キャットストリートOPEN!


先週末(8/17)、ユナイテッドアローズBeauty & Youth(B&Y)初の路面店が、キャットストリートに開店。
B&Yのオンリーショップとしては、B&Y有楽町店が先行オープンしてるけど、こちらは、間口の広い路面店。もともとChangeがあった場所。2階は以前同様Districtのまま。1階廊下脇にあった「時しらず渋谷店」は、LHPの裏のあたりに路面店として移転済み。
南キャットストリート
*1では、一番いい場所。ちょっと通りがカーブする部分なので、表参道から下ってくると、目に付きやすいのだ。


内装は、B&Y有楽町店と同様、茶系を主にしたナチュラルだけどシャープな仕上がり。ポールスチュアートの内装*2を、ハイテックにした感じ。


女子服:男子服が半々のレイアウト。
女の子のは、NYCのアップタウンに住むWASPのお嬢様系って感じかな。アウトドアやノルディックの風味が、お金持ちの余裕を感じさせるなぁ。
男の子は、スクールとアウトドアが、混在って感じ。融合感があったら、目新しいんだけどな。強いて言えば、B&Yオリジナルのツイード・スーツに、ダナーライト(登山靴)を履かせたディスプレイが、狙ってるところを良くあらわしてたかな。


んで、
ざーっと見て、気になったアイテムは、こんな感じ↓

  • marmoladaの登山靴(Giacomettiのトレッキングシューズ・ライン)*3
  • コンバース・チャックテイラーの新色(ロイヤルグリーンと淡い水色)
  • Giacomettiのタッセルスリッポン(茶系の革に白いステッチ、デッカイ・たこウィンナ付)
  • to gのブラックウォッチチェックのブレザー(銀の各ボタンがカワイイ、セットアップも可)*4
  • ・jijihapaのブラックウォッチチェックのジャケット(今年の決め球?)
  • ・MHLのオイルド・コットンのマウンテンパーカ(マーガレット・ハウエルの新ライン)
  • ・PENDOLETON×NU×UAの3ボタン・シャツジャケット(CPOと開襟シャツもある)*5


B&Y他店はもちろん、UA他店に比べても、ここは、「仕入れ」モノ(UAブランド以外の商品、輸入品等)の割合が高い。Blue LabelやDistrictで扱っている商品も少なくない。
今後の一番の課題は、Blue Labelとの違いをどう出してくかってところ、ってBLの酒井店長も、B&Yのスタッフの新人さんも、言ってた。ワタシもそう思う。
けど、販売スタッフのヒトは、金のなさそうな客には、先に高いモノを見せておいて、「インポートだとこれくらいの値段になっちゃうんですが、B&Yだと、かなりコナレタ値段設定になってます」って言えばいいし、金のありそうな客には、「このつくり、この素材感は、インポートぢゃないとでないんですょね」とでも言っておけばいいぢゃねぇかな。
問題の本質は、選択肢が多すぎると、お客の方が、迷って考え込んでしまって、結局何も買わずに帰ってしまうことの方かも。心理学の実験でも、10色の商品から1つ選んだときよりも、5色の中から1つ選んだときの方が、商品に対する満足感が高いって結果が出てる。
多品種少量とか一人十色とか、昔言ってたけど、お客さんに満足してもらいたかったら、むしろ、絞り込んだ方がいい。絞込みすぎても、販売のチャンスを失うから、どこまで絞るかが、腕の見せ所でしょ。それができてこそ「セレクトショップ」って胸をはって名乗れるぢゃないのかなと思うのだったりする。

*1:表参道よりも渋谷側

*2:ポールスチュアートの店舗内装は、70年代後半の雰囲気をよく残している好例だと思う。あの感じ、とっても「今」きてるなぁと思う。もぅ、ミッドセンチュリー気味のレトロっフューチャーは飽きたゼ。

*3:marmoladaの登山靴は昨年から取り扱ってるんだけど、結構なお値段(10万円台)にもかかわらず、バシバシ売れているらしい。色は「ネイビー」が一番人気。他ぢゃ、ちょっとない色だし、落ち着いたイイ色に仕上がってるから。

*4:to gは、今年からかな?凝った作り、ちょっとした仕掛けのあるスクールなアイテムがいろいろあって、要チェック。

*5:個人的にはペンドルトンの別注がうれしい。ちゃぁんと、今風にタイトなシルエットに変更してある。古着でXSのペンドルトンを見つけるのは、至難の業。その労力を考えると、安い!でも、8/24−28の期間限定先行予約制。人気沸騰で、タイトなパターンが定番化されるのを希望。カラバリも、もうちょっと増やしてほしぃところ。