Industrian coat

インダストリアの制服

Work Coat '40年代USED コットン 綾織 サンドベージュ(ブリティッシュカーキ?)
BLAXSMITH VINTAGE @渋谷北谷
10,980円


ここ2〜3年、オフィス街のKing of アウターは、トレンチコートですが、これもそろそろ、次が気になる時期。


この秋冬はスクール系やプレッピー系など、制服組が幅をきかせそう・・・素直にポスト・トレンチコートを考えると、秋は丈短めのタイトなステインカラーコート、冬はタイトなダッフルコートってあたりが無難な回答。
きれい目狙いの愛され路線なら、去年に引き続きチェスターフィールドコートで、お嬢様方のお側でお使えするってとこかな。可処分所得の高いエグゼクティヴは、ぜひカシミヤのダブルで。
しかしぃっ、それぢゃーぁ、なんか去年からの出来レース、ストレート過ぎて、いまいち面白くない。まじめな男のまじめな男服ぢゃぁ、ねぇんだから、もう一ひねりほしい。


なんて、ワケで、20世紀中期、工業社会の制服の中から、ワーク・コートをピックアップ。
ワーク系のアウターっていうと、カバーオールを筆頭に頑丈なコットンのジャケットが、かつてヒットしたけど、ワークコートは存在自体、あんまり知られてない。*1
ワークコートって、早い話、頑丈な生地*2の白衣って感じなんだけど、ステインカラー風のつくりのコートにパッチポケットが3〜4つ付いてる。その辺がワークっぽくてカワィィ。でも、シルエットは、かなりロング丈で、Aラインになっているのが、とっても新鮮。


このワークコートは、スクールなステインカラーコートより、ぐっとラフ&タフな感じだから、スタイリングの幅は意外に広そう。ミリタリーなトレンチコートほど、仰々しくないから、着こなしやすい。
小さめサイズで、超ロングジャケット風に着ても面白いだろぅな。ディテイル的にもペインターパンツやベイカーパンツとの愛称もgood。
アウターとして羽織るなら、ホームスパンごりごりのタフなツイードジャケットに合わせたら、いい雰囲気かも。へリングボーンのウールスーツにコバごつめの革靴*3てな感じにも合うな。
ワタシ的には、オーバーオールにワークブーツって格好に羽織って、SFものに出てくるガレージ・天才メカニックってなコスプレでいきたいっすね。頭にゴーグル、手にスパナが、お約束の小道具、、、上野駅入谷口方面にでも出没するんかぃっ!


ところで、
BLAXSMITHの兄貴店、代官山のDAVIS COTHINGの方では、某スタイリストさんが、ワークコートをサイズ違いで大量に買い込んでいったとか。
そういえば刑事モノTVの番宣広告で主演の橋爪功さんが着ていたボロいコート、たぶん、このVINTAGEもんのワークコートだ。だってステインカラーだけど、よく見ると胸ポケットがパッチポケットだったんで、気になってたんだ。
土曜ワイド劇場「天才刑事・野呂盆六」って番組なんだけど、日本版・刑事コロンボってところらしい。→コレ
んで、ボロ感のあるステインカラーコートって、またベタなコーデでんなぁ。。。


ちなみに、これは地ベタな刑事モノ→「ジベタリアン75(仮称)」

*1:英語でも、work jacketでひとくくりにされてるみたい。ってことは、和製英語

*2:荒目のチノクロスに、洗いをかけ感じといえば、雰囲気が伝わるかな。チノクロスみたいな光沢感はもちろんない。

*3:レースアップブーツもいいねぇっ。ほしいっス。