earthy & wild

Keith tied maki-maki

Lad Musician 2007-2008A/W collection
"cocksuker blues" @ Ebisu Garden Hall


ラッド・ミュージシャンの2007-2008年秋冬コレクションを見てきた。今期のテーマは「コックサッカー・ブルース」だって、、、珍しくエログロワイルドでオトコっぽいな。。。


ローリング・ストーンズにオマージュを捧げたはコレクション数あれど、あえて1972年の問題作「コックサッカー・ブルース」をテーマに選んだあたりに、黒田さんならではの企みってか、反骨精神ってのを感じるな。*1
ここ数シーズン、Rockをテーマにしながらも、ピュアピュアな「愛され」美少年路線を進んでたLad Musicianが、いったいどんな風に料理してくるんだろっ?ってのが今回の見どころ。


ランウェイの印象はザックリ言うと、
ジャケット姿のミック・ジャガーと、頭にマキマキしたキース・リチャーズ
ってな感じ。
もっとブルージーな感じに、デカエリ・シャツのエリをジャケットから出したコーデも多数。ハットのかぶり方といい、70年代のブルースロックギタリストって感じね。Johnny "wah wah guitar" Watsonを思い出したょ。


ジャケット類のシルエットは、ショート&タイトな路線は継続。でも、エリはさらに幅広でデッカくなったみたい。パンツもスキニーに加えて、ちょいフレア気味のタイト・ストレートが目立ったかな。
カラーコーデでは、ロイヤルブルーや炎赤が目に焼きついたけど、逆に印象に残ったのがブラウン。いままでLadのベースカラーは、グレー→黒→白とモノトーンな方向できたんで、「茶色」ってのは、とっても新鮮っ!ブルージーなブラウンのスーツとか、ちょっとスキだな。
小物づかいでは、ラッドお得意の超長い巻モノが、もちろん大活躍。首に巻くは、頭に巻くはで、マキマキっていうより、もう、シホお姉さまのグルグル状態だねっ。←わかったヒトはmake some noise!


ブルース・ロックだからって、モロ泥臭い感じはギリギリ避けて、あくまでLad Musicianってところで寸止めできるあたりが、キャリアの長さを感じさせるねぇぃ。でも、この恰好を日本人がやったら、一歩間違うと、
・「太陽にほえろ!」のマカロニ刑事ショーケン
坂本龍一「いけないルージュマジック」してた頃の忌野清志郎
って感じになるかもねぇ。


ショーの最後に黒田さんが、オレンジ色の自転車に乗って出て来たら、大ウケだったかもしれない。。。ってウケ狙うところぢゃねぇーだろっ!

*1:デザイナーの黒田さん、実はハードコア系のヒトだったりするそう。ガスタンク聞いてたヒトだし。。。