the outsiders in the outdoors

マウンパらしいマンパ

Alpine Designs 70年代USEDマウンテンパーカー 60/40コットン グリーン×サンドベージュ
オークション@YAHOO!
10,000円


M-65に代わる久々の定番アウター登場?


マウンテンパーカー*1の類が、やにわに売れてるようですが、、、
nano universがSIERRA DESIGNSに別注をかけた超タイト&ショートのマウンテンパーカー、ちゃんと60/40Cotton使用の多色展開。1月入荷分は即完売、2月に再入荷したみたいね。もう着てるヒトを街で見かけたょ。
BEAMS BOYにも、かわいいシェラが置いてあった。しかもカラーパッチワーク!なんかWHEREABOUTSの革ジャンみたいで、ヒッピーしてたょ。
マウンテンパーカー再評価のキッカケは、2005年S/SのJUNYA WATANABE MANの「夏の登山家」コレクションに始まり、昨年春の旧ジェネラル・リサーチが"MOUNTAIN RESEARCH"シリーズを展開。次いで、FACTOTUM2007S/Sで提案した"Walden:Or Life in the Woods"と流れが途切れず続いてる。ファクトタムのアノラックパーカーも、出来がいいねぇぃ。


マウンテンパーカーって、フラップボケット×4つ、ウェストループ付き、、、とM-65のデザインの系統ってとこが、すっと選手交代につながりそうな予感。M-65のフードを出しっぱなしにしたって感じだし。M-65ほどヘビーでないので、軽い羽織モノとして、使えるのも長所。色目も豊富で、ビタミンカラーもあるし。。。ミリタリーに慣れきった若いコには、素材も色も新鮮かも。
最近、街でカスタムなチャリンコ乗りが増えてるけど、風切って走るならM-65より、マウンテンパーカー系の方がガゼン似合うょね。昔、ジャケットやスーツの上から、マウンテンパーカーを羽織るコーデも流行ったっけ。四半世紀前、マウンテンパーカーはアウターのキング・オブ・ど定番だったもの、MA-1にその地位を奪われるまで。シェラ、ウールリッチ、LLビーンあたりが、80年代の御三家かな。


てな、ことで、春先スーツの羽織モノとして、タイトbutロングのマウンテンパーカーを探してみました。


前出のシェラ×ナノ・ユニバースの60:40パーカーや、FACTOTUMのアノラックパーカーは、タイトなのはいいんだけど、ショート丈なので、コート代わりにはできない。。。ぢゃ、古着でさがすかってことで、古着屋やヤフオクをチェックしまくり。
シェラやウールリッチの古着なら、状態の良いヤツがいくらでも見つかるけど、サイズとシルエットが、あまりにもユルユルでダサダサ。とくにソデの幅が広すぎ。女子なら、それを逆手にとって、ボリューム袖ってことで、ごまかしようもあるってもんだけど、男子はそういうわけには時期尚早。


でも、探せばあるもんで、、、
70年代のアルパイン・デザインのマウンテンパーカーXSサイズをヤフオクで発掘。これが、また袖も身幅もタイトなのょっ!厚手のセーター着込めないぐらい。でも、丈はそれなりに長くて、ちゃんとジャケット丈+αぐらいある。色目も、いかにも70年代的化繊カラーで、ヒッピーのバック・バッカー*2が着てましたってな感じ。
アルパイン社は、REI CO・OPと並ぶ70年代の代表的アウトドアブランドだったみたい。本拠地がコロラド州ボルダーってのも、サブカル心をくすぐるところ。*3もちろん、80年代に入るとアルパインの製品もルーズシルエットになっちゃって×。


ま、この春のマウンパは、顔見世程度で、本格リリースは秋からかもね。。。デザインとしてこなれた新作が出てくるのを期待しておこうっ!

*1:昔は「マウンパ」なんて略したもんすが、「マンパ」って略し方もあったようで、ちょっとマクドナルドの略称の地域性みたいなもんを感じるなぁ。

*2:日本では「カニ族」と呼ばれてましたっけ。幅のあるリュックを背負っているせいで、駅の改札を横歩きぢゃないと通れなかったので。

*3:コロラド州ボルダーと言えば、Xファイルにジョン・ベネ事件、スティーブンキング、、、充分でしょ。