100 skull rings

「にくげなきこのしゃれこうべあなかしこ 目出たくかしくこれよりはなし」
一休宗純


一休さんは正月に浮かれる世間に「死を忘れることなかれ」と言いたかったわけなんだけども(彼もPunksだねぇー)、中世ヨーロッパで作られ始めた初期のスカルリングにも"MEMENT MORI(死を常に忘れるな)"と刻まれていたとか。


今も昔も、死体や髑髏とか、「死」をイメージさせるものは忌み嫌らわれるのだけど、「いつか自分も必ず死ぬ」って現実は、とってもポジティブなメッセージだと思う。まず、自分も他人もいつかは「死ぬ」ってことをちゃんと実感してないと、なんで「ヒトを殺しちゃいかん」のか、なんで「自殺しちゃいかん」のか、子どもにわかるように説明できねぇーと思う。


別に、そういうわけスカルリングを集め始めたわけじゃないけど、集めようと心に決めて10年たった。え〜もう10年、早いなぁって感じで、121個集まった。平均すると月1個ペース(笑)。
「髑髏」の指輪って、枠をはめても、こんなにバリエーションがあるってところが集め続けてしまった理由だと思う。同じモチーフだから、一個一個の違いがよけいに際立って見えるのが楽しい。同じ作者でも、ちゃんと髑髏の顔がねー、歳とともに良くなってくるんだよねー。


んー、次どうすっかな。できれば、シルバースミス(銀細工師)やアクセサリー・デザイナーを目指すヒトに見てもらって、刺激になったらいいなと思ってんだけど。。。写真集でも作る?