FACTOTUM プリーツ・シャツ 白 コットン
FACTOTUM ゴシック・クロス・ネクタイ 黒 シルク
SPACE @青山
計2万4675円


今期も商品の出足が早い。


旧正月もまだだっつーのに、春物商品がガンガン入荷されている模様。何コレ?好景気なワケ?早く出せば出すほど、シーズントータルの消費者の購入点数が増えるというようなマーケティング調査の結果でも出たのだろうか。もしかして、ネット・ショッピング増加の影響か?ここもかしこも、早期入荷合戦なので、顧客も結構忙しいぞと、一言文句言っておこう。


で、SPACEに春物を見に行ったら、なんとFACTOTUMの白シャツと黒ネクタイが置いてあるではありませんかっ!
先日、束矢青札店でスリーピースを買ったばっかり。これは、シャツとネクタイを買えと言われているようなもんだなと、都合の良く解釈。即効購入。


白シャツは前身頃に数本タックが並んでいるんだけど、全てカットオフ状態で、糸がほつれてくるようにしてある。クラシックとラフが同居していて、いい感じ。FACTOUMが次に進みたい方向をよく表現してあると思った。他ブランドからもダーツやタックの入ったクラシックな白シャツは昨年から出てるけど、クラシックすぎて気軽に着るには大仰な感じがしたんだよねー。これはその点、ジーンズにコレ一枚羽織って着てもOK。
FACTOTUMというとジーンズから注目されるようになったところだけど、わたしが最初に欲しいと思ったのは、ファーストシーズンのチェックのシャツだったんだよねー。FACTOTUMのトップスやシャツがもっと注目されていいのにと思う。green manも最初はスリム・ジーンズが評価されたのと似てるなぁ。男モノ・ブランドの立ち上げって、フルアイテムで行くのが正攻法ってわけじゃないのかもな。以前は「靴」から入るってヒト*1が目立ったけど、ジーンズからってのが「今」らしい気がする。

*1:今なら靴からっていうとミハラ・ヤスヒロだけど、わたしの世代だと、クリストファー・ネメス、パトリック・コックス、ジェネラル・リサーチ、トキオ・クマガイかな。ジェネラル・リサーチ、今期で終了するらしい。前身のZipperの靴とか、Settの靴好きだったのになぁ。なんか彼の仕事を見ていると、京都の建築家若林さんを思い出す。陶器→建築→ベンチャーと転進を続けたヒトだけど、モノ自体ではなくて、ツクルことの方にこだわる姿勢が似てるような気がする。