kolor ストレート・チノーズ コットン ブリディッシュカーキ
District@キャットストリート
2万5462円


501のようなチノパンに出会ってしまった。


Districtでプラプラ見ていたらkolorの今期モノばかりつるしたラックがあった。
最初に目に留まったのは、ツイードのジャケット。ツイード好きなんだけど、最近あまり使われない素材になってしまった。kolorのは、やわらかめのヘリングボーンで、パッチポケットにして、スエードの肘宛までついている、とってもカントリーな和める一着。肩もはってなくて、シルエットはPPCM時代からの着易さ・着心地を引き継いでいると思う。


8万円台と高めだけど、ほしいなぁと思わせる一着。業務用ツイードジャケットにするには、カジュアル&リラックスしすぎなので、購入は断念。ワームビズとやらには、いいのかもね(ワームビスって、「仕事の蟲」みたいで、なんかヤナ言葉だ)。。。


で、となりにあったのが、今回購入のチノパン。
生地は味出ししたやわらかめのブリティッシュカーキ(普通のカーキより黄色っぽい)で、肌触りもいい。プレスして履くタイプじゃないね。ベルトループが細めだとか、ボタンフライだとか、ポケットの裏地も全部表地と同じ生地でつくってあるとか、バックポケットは玉縁+ボタン留めフラップだとか、、、機能的なディテールの丁寧な仕事はやっぱりPPCM的かな。
シルエットは、股上の浅い細めのストレート。店員さんの一人もはいてたんだけど、ぱっと見、501をチノクロスで作ったような印象。すごく新鮮、腰履きパンツといえば、ルーズなのか、フレアなのか、スリムなのか、最近、極端なのばっかりだったんで。
何か、ものすごーく普通にコーデしてきてみたくなるパンツ。白いTシャツにVネックラムウールセーターとか。靴はプレーントウで。あ、クラークスなんかのスエード靴もいいかもねー♪


何でもない、気構えない、無理しない、いっしょにいるヒトに優しい、なんかそんな穏やかな服。でも、色や素材には、普通のようで、決して安っぽくなったり、着心地が悪くならないような気配りがある。ストリートだ、ロックだ、モードだと、トンがらずに、朝食にデニッシュとカフェラテを食べる姿に違和感がないような、そんな感じの服。なんか幸せそう。


そうか、幸せそうな服って、忘れてたな。
ちょうど20年前、当時僕が敬愛していた金子功さんのポートレイトは、いつも幸せそうだった。
自作のギンガムチェックシャツに、LEVI'S501とRedWingのポストマンシューズをあわせただけだったけど。
なぜ、金子さんがPINK HOUSEを離れられたのか、なんとなく今、わかかったような気がする。