get tattoos and infections

女性に人気の「タトゥー」ご注意 C型肝炎の感染例も(朝日新聞)


仕事が忙しいんだけども、この手の記事には言及しとかないとなー。でも、こういう中途半端な記事については、ノーコメントとしたいところ。


厚生労働省医政局医事課に取材をかけたらしい。
おい、寝た子を門外漢が勝手におこすんじゃねーっ!!と朝■新聞には、そのうち言って来よう(笑)
厚生労働省も以前から、「入れ墨*1」による肝炎やHIV感染の危険は、広報していたし、この記事に出た話は別段とりたてて、新しい見解ではなかった。
参考:「次のような方は肝炎ウィルス検査を受けましょう」厚生労働省通知:基発第0621007号(抜粋)


タトゥー専門誌を読んでいるぐらいの人なら、入れるときに感染する危険があることはある程度、耳に(目に)入ってくるだろう。むしろネットでダイレクトにお店にアプローチしてしまう人の方が危ないのかも。
日本の彫師さんの間では、針の使い回しをしないとか、医療用手袋をして彫るとか、そういった感染防止は、自助努力もあって当たり前になっているが、むしろアートメイクの方が野放し状態なのか?アートメイクスクールでは、ちゃんと衛生管理を教えているようだが...


感染の危険性を広く知らせるための記事なんだから、ボディーピアスでも同じ危険があることを警告しなきゃね。もちろん、ちゃんとしたピアッサー屋さんは、衛生管理してるけどさ。
しかし、この記事じゃ、普通の人は「針の使い回し」って何のことかわからないから、いったどんな店や彫師だと針を使いまわしてたりするのか、さっぱりわからんだろうな。とにかくタトゥーいれたら、一度血液検査はしておけということなんだろう。私も当然、何度も検査してますよ!じゃなきゃ、結婚も子作りもできません。


幸か不幸か、フィブリノゲン製剤問題のおかげで、昨年12月に「C型肝炎等緊急総合対策」が実施され、多くの保健所、市町村等で検査を安く受けられるようになった。この機会に、まだ検査してない墨肌の人は、やってみるといいっす!まずは地元の保健所に問い合わせを。ちなみに40歳以上は安いぞ。
参考
肝炎ウィルス検査についてのQ&A
C型肝炎ウィルス検査の概要

*1:霞ヶ関界隈での表記では「刺青」は使わない。