stripe & check

FACTOTUM ナロー・ネクタイ(最大幅5cm) レジメンタル・ストライプ 銀灰×黒×紫 シルク
SPACE @青山
8925円


また細いネクタイを買ってしまった。。。


もーええっちゅーねんと言うぐらいに、ナロー・タイが溜まってしまった。1ヶ月毎日、別のナロー・タイ締めて会社いけるっつーのに、また1本買ってしまった。
2年前は、置いている店を探すのにまず苦労していたというのに。ナローとコンサバの境目、最大幅6.5cm以下のタイが11本、7.0cmのが4本、古着で買ったのが9本。*1の計24本。全部、勤務時に着用可能。ビジネス・コード、ギリギリのもあるけど。
ナローなのの出始めの頃には、カッコ良すぎて、業務用にはちょっとってのが多かった。だから今、手持ちのタイは際モノが多い。ま、老眼のご老体には遠目には分からないから、なんとかなってるようなもの。今年になって、やっといろんなブランドやお店でもナローなのを出してくれて、こっちもやっと気に入ったのを選べる自由が出てきた。


ナローなタイでも、結局、レジメンタル柄が一番沢山集まった。
レジメンタルは、スーツでもブレザーでもツイードJKでもOKってあたりが便利なんだけど、さらにミリタリーとも出自からして相性がいいっす。この春、SHIPS JET BLUEがつくったカーキ色やオリーブ色をベースカラーにしたレジメンタル・タイは、その辺、バッチリ突いていてカッコよかったっす*2。丸の内はクールだかエコだかロハスだか知らんが、ノーネクタイおやぢが定着しちゃったけど、表参道裏*3ぢゃ、シャツに緩ーくナロータイ〆たお兄さん急増。
FACTOTUMの新作タイは、白っぽい銀色がベースカラー。ライトグレーのジャケットにめちゃくちゃ合います。黒のジャケットには、とっても映えます。レジメンタルくさ過ぎず、ちょっとフォーマル味なのが上手い。


もう、十二分に本数があるのはわかってるんだけどねー。
昔(昭和30年代以前)の丸の内のビジネスマンは、夜はネクタイを別のに換えてから銀座に遊びに行ったっつーぢゃない。あら、スーさん、あたしのプレゼントしたネクタイ気に入ってくれたのねーってな感じ?銀座でネクタイ専門店が生業として成立つぐらい需要が発生したってわけだ。
今のサラリーマンときたら、昼間からネクタイしてないもんな。逆だよ、逆。夜こそ、ネクタイが小道具として必要なのよ。ネクタイを緩める絹擦れの音が艶いのよ。帯紐スルスルーってのと同じ色気があったのにねー。


あたしなんか、カバンにネクタイ3本「夜用」「緊急弔問用」「宴会鉢巻用」を常備してますょ。

*1:古着のうち6本は10〜20年前にいずれ、細いタイが再び流行る日のために買ったものをクローゼットの置くから引っ張り出してきた。その他、業務用に使えそうにないロッケンローなナロー・タイや、業務ぢゃなくて稼業向きのナロー・タイとかも、箱の奥から多数発掘。小道具部屋かっ、うちは!

*2:RICOのカーキ無地のタイとどっちにしようか迷ってるうちに、両方売れてしまってました(泣)

*3:裏原宿」もすっかり地価高騰&死語になってしまったけど、じゃあってんで「裏参道」ってのはどうかなと思ったら、裏参道はちゃんと実在してたのね。伊藤忠太が書いた建設経緯(学士会月報大正10年3月号)によると、今の裏参道千駄ヶ谷街道)が最初は表になる計画だったとか。やっぱり神社は南向きじゃないとアカンとクレームがついたらしい(神社本庁あたりからか?)。もし当初計画のままだったら、表参道ヒルズ千駄ヶ谷小学校のあたりに建っていただろう。いやいや、それどころか、代々木駅前が原宿みたいになって、ドコモの塔の場所にNHKが建っていたかもしれない。明治天皇の御顔の向きで、東京の都市構造が変わってしまったというわけ。