ID CARD & OPEN SPACE

ところで、
丸の内地区でも、首からカードぶら下げたヒトがほんと、増えたなぁと思う。ビルの外に出たときぐらいしまえよとか、思ってたけど、最近自分もやっぱりめんどくさくてつけたまま外出してしまうこと多々。
20世紀の頃から、すでにセキュリティーカードが必要な会社は丸の内にもいくつもあったと思うが、カードをぶらぶらさせて歩いてるヒトってあんまりいなかった。たぶん、いまや、ただのオフィスビル内でも、ドア毎にカードでロックをはずす必要が出てきてるんだろう。それとも「着用義務付け」が強化されたのかもしれない。そうなると、まぁ、社内・社外を問わず、首からカードかけたまんまってな姿になってしまうのもしょうがないな。
市場は開放され、規制も緩和され、えらく企業の事業環境は「ゆる〜く」なったけど、逆に企業の組織内部の環境は、すごくタイトになってきてる気がする。ガバナンスだか、コンプライアンスだか、リスクマネジメントだか、どの業界・企業でも、いろいろ縛りが厳しくなってるね。これじゃー、個性化教育を受けて育った新入社員が、個性を発揮できず息苦しくてベンチャーに逃げ出してもしかたあるまいて。もうサラリーマンは「M」系でないと、やってられないだろうな。修道院もしくは修験道に入る覚悟がいるよね。
今はあまり問題になったっつー話は聞かないけど、そのうち、「社外に出るときはカードを外せ」って社則をつくる企業も出てくるかも。なんせ、自分がどこの会社の誰だか、公然とひけらかしてあるいてんだから。同じ意味で社章(ラペルピン)も危ないかもね。
昔は、家に帰るまで社章は外さないこと、なんて社則がある会社があった。社章を付けたまま泥酔してるが見つかったら、始末書を書かされる企業もあったぐらい。通勤は仕事のうちってことなんでしょうな。労災おりるから、そうといえばそうなんだけど。


極悪組織なら、内部留保のデカイ企業を狙って社員誘拐事件とか企てるだろうな。いや、いまだったら経営者クラスの誘拐もそう難しくないだろう。顔バレしてるからね、各社サイトで。いやいや、もうとっくにそういう事件が起こっているんだが、闇に葬られてるのかもしれない。優良企業の役員クラスが心臓発作で突然死したという訃報、実は誘拐されて殺されたのかもしれない。経営者の突然死と聞いても、あぁ、やっぱり経営者の責任が大きくなってきてるからストレスも大きかったんだろうなぁぐらいにしか皆思わないもの。
つーことはあれだ、その手のニュースをいくつか集めて、コレ本当に突然死だったと思いますか?なんて感じで、企業に脅しをかけることも可能になる。で企業は、しょうがなく誘拐犯に身代金を払う。で、使途不明金として処理。国税庁に指摘されて、追徴課税とか。。。なんで、2時間サスペンスのプロットをあたしが考えてんのょっ!!「お掃除オバサンは見た、企業使途不明金の行方、闇に葬られた突然死、丸の内新社屋で起こる連続自殺の謎!」とか。。。
あたしは、「そこに誰かいるのかっ!」と言った瞬間、黒い影に後ろ頭どつかれて、気絶してしまう警備員の役がやりたいです。