cafeteria or carpenter

毎日巡回しているダイアリーの中に、
tsubakiyayoiさんの 椿日記
bonzeさんの 窓から見えるもの・・・を綴る
がある。ぱっと見、両極端で共通性のないようにみえるんだけど、2つをつなぐネタを見つけてしまった。つーか、無理やりつなぐなょと言われそうだけど。なんか両極端なものの間が、仕事でも、趣味でも、ネットでも、私の居場所らしい。

tsubakiyayoiさんちの'05春夏コレクション・ネタでは、今年の女子服はリアルクローズ・シフトって話。まぁそのまま仕事にいけますっつーか、地味なわりには金がかかるってーか、対外アピール型から自己満足重視型に変わってきたってこと?
逆に男子服はもともとがリアルクローズだから、リアルな方にいってもあまり変わりばえがしないっつーんで、リアルはリアルだが、過剰にリアルな方にいってしまうコレクションもあったりする。
毎年何か笑わせてくれるBernhard Wilhelmの男子服コレクションなんだけど、今年はまたまた期待を裏切らないハズシ方!テーマは「ジャパニーズ・カーペンター」。大工ってよりも、もろ鳶職。(残念ながらネット上では画像未発見)
ベルンハルトが鳶さんの服に面白いと思ったのってすごくわかる。私も工事現場を通るとき、絶対見てしまう。シルエットも面白いが、色めもなかなか斬新な組み合わせで着ていたりする。
ベルンハルトより先に、鳶さんの服に注目した日本人デザイナーもいる。2〜3年前のLad musicianのコレクションで、鳶服No1.ブランド寅壱に別注をかけたパンツがあった。今思うとLadのパンツは、色も形もずいぶんおとなしかったなぁ。ベルンハルトの方が寅壱の形やビビッドさを伝えてるかも。
ベルンハルト・ウイルヘルムもLad Musicianも、大ムーブメントの発端となるようなシーンをリードするデザイナーではなくて、先に走りすぎたり、横にはみ出したりするタイプだと思う。でも、毎年何をやるかついつい気になるのは、彼らが誰も注目してないところから「カッコイイ」を見つけて来てくれるから。みんがな美しい、かっこええーと言っているものをテーマにすりゃー、そりゃー安全にクールなコレクションにはなるけどねー。それじゃー、いつまでたっても美しいものもかっこええものも増えやしないじゃん。死角をついて、鮮やかな切り口で感動させてほしーのよ。
ところでbonzeさんは、この寅壱の解説サイトをつくっていたりもする。休日は寅壱を着てバイクを駆っている。でも鳶さんでも大工さんでもないんだけどね。その意表をついた正体は、彼のダイアリーでどうぞ。