from anan to JJ

学生時代から15年来の男友達が一人いるんだけど、すっごいおしゃれなのね。京の着倒れの面目躍如。京都ローカルの某セレクトショップの店員だったから、当然といえばそうなんだけど、店員の中でも頭抜けてセンスが光ってた。
で、当時そんな彼が、付きあう女の子のカテゴリーの話をしていて、いった一言。


「俺は、an・anを読んでるコからJJを読んでるコまで付き合えるような格好を目指している。」


は〜感心しました。難しいけど、すばらしいマーケ戦略!実際、その頃の彼のカッコは「アンアンからJJまで」を具現化してましたよ、ほんと。15年以上前の話だけど、コムデギャルソン Homme Plusのジャケットの中にagnis bのカットソー、しかも色めはシャーベットトーンの淡いブルーで統一されていたりして、とんがったモードの中にも、さわやか感は忘れずに...みたいな感じだった。
彼がただ流行りを追うんじゃなくて、こういう難しい課題設定というか、問題意識を持っているところが、私は好きだった。でも、本人は別に課題とか問題とか思ってる様子は全くなくて、こういうキマリというか、条件をわざとつけることで買い物やスタイリングを楽しんでいるって感じだった。小学生が横断歩道を渡るときに「白いところ以外を踏んだら、死ぬ」って決めたりする感じ。。。そんなところが、また良かった。